米Warner Bros. Pictures Groupは現地時間3日、2021年に公開を予定している映画17作品を、全米公開日と同日に定額制動画配信サービス「HBO Max」で配信すると発表した。この取り組みは12月25日にスタートし、各作品の配信期間は1カ月。4K Ultra HD/HDRでも配信する。
世界中で脅威となっている新型コロナウイルス感染拡大を受けての措置。同グループは'21年に実写版「Tom & Jerry」や「Godzilla vs. Kong」、「The Suicide Squad」、「Matrix 4」など17作品の公開を予定しており、これらすべてを全米公開日当日から1カ月間、米ワーナーが手掛ける動画配信サービスのHBO Maxで配信する。HBO Maxでの1カ月限定配信終了後も、各地の映画館では上映を続ける。
ワーナー・ブラザースのアン・サーノフCEOは「私たちは前例のない時代に生きており、グループには今回発表したようなクリエイティブな解決策が求められました」とのコメントを発表している。
「私たち以上に、映画館のビッグスクリーンに映画を復活させたいと望んでいる者はいないでしょう。映画館にとって新作が上映されることが生命線であることは承知していますが、2021年はアメリカにあるほぼすべての映画館が入場者数を制限して営業せざるを得ないだろうという現実とのバランスを取らなければなりません」
「今回発表した1年間のユニークなプランにより、世界トップクラスの作品を映画館で上映しつつ、映画館に足を運べない、もしくは、映画館で映画を観る状況ではないと感じているような人々にも、私たちが2021年に公開する素晴らしい作品を届けることができます。これは映画好きにとっても、そして映画館にとっても“ウィンウィン”なプランだと思っています」
Warner Bros. Pictures Groupのチェアマンを務めるトビー・エメリッヒも「今回発表したハイブリッドモデルは、2021年に公開する私たちの映画とクリエイティブパートナー、映画好きのすべてをサポートできるプランだ」と語った。
「来年は才能あるクリエイターたちの、素晴らしい作品を数多く公開する予定で、これらの作品を世界中の観客に届けることを楽しみにしている」
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