多くのメルセデスオーナーが頭を悩ませる純正オーディオ。なかでもウーファーは運転席/助手席足もとに設置されているために打つ手が限られ、手つかずのままというオーナーが多かった。
そんな状況を打破すべく満を持して登場するのが、BEWITH(ビーウィズ)・PLUG&PLAYブランドのメルセデス専用サブウーファーだ。
メルセデス・ベンツ現行車種の多くは、ウーファーユニットを運転席/助手席の足もとに設置している。車両機器が詰め込まれているバルクとの間という限られたスペースで、かなり窮屈な状態だ。そのためスピーカー交換のハードルは高く、音質アップを目指すメルセデスオーナーにとって悩みのタネだった。
もちろんスピーカーを取り付けること自体は可能だが、ワンオフでバッフルを製作する必要があり難易度は高め。しかも純正ウーファーは取り付け面が立体的な構造となっているため、一般的なドアスピーカーのバッフル製作よりも工程が複雑になることが予想される。これに二の足を踏んで、純正ウーファーを仕方なく利用し続けるユーザーも多かった。
そんな状況を打破するべく、PLUG&PLAYからデビューしたのがメルセデス・ベンツ専用サブウーファー「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」だ。国内カーオーディオメーカー・ビーウィズが運営するブランドとして、これまでにもアルミダイキャスト製の高品質バッフルやDSP、DSPアンプを世に送り出してきたPLUG&PLAY。愛車の純正状態に大きく手を加えることなく高音質化を実現する、手軽でスマートなオーディオブランドだ。そのPLUG&PLAYがメルセデスオーナーのニーズに応えて開発したのが、このウーファーキットだ。
ではメルセデス・ベンツ専用サブウーファー「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」の特徴を見ていこう。最大の特徴はなんと言っても専用バッフルだ。メルセデス純正ウーファーの3D形状の設置面に合わせた形となっているため、スムーズなトレードイン取り付けを実現している。足もとの純正ウーファー取り付け部にピタリとフィットするので、周辺を含め無加工でのトレードイン交換が可能だ。アルミダイキャスト製なので精度・強度も申し分ない。またバッフルと同じくグリル部分のプロテクションまでをアルミ製としているのも大きな特徴だ。ユニットの剛性を高めることで低音の質を上げること、さらには足もとスペースへの取り付けということで万が一蹴込んでしまったとき振動板を保護する役目も担う。高音質かつ、普段使いを考慮した作り込みと言えるだろう。
振動板には軽くてレスポンスが良く、同時に低音再生にも優れているファイバーサンドイッチコーンを採用。フレーム背面には吸音材が施され、フリーエアの純正スペースでも豊かな低音を再生できるセッティングが施されているのも本格的だ。
右ハンドルモデルと左ハンドルモデルではスピーカー取り付け部の形状が異なるため、それぞれに合ったモデルが用意されている(右ハンドルモデル=「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」(10/14発売予定)左ハンドルモデル=「PLUG&PLAY MBZSUB/213L」(11/30発売予定))。なお、メルセデスのCクラス(205系)/Eクラス(213系)の各モデルへの適合が確認されている。
そんな「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」を装着したメルセデス・ベンツのCクラスワゴンをチェックしてみた。フロントスピーカーとして装備するのはBEWITH(ビーウィズ)の「LFC-MB213aS」。トゥイーターのL-25R、8cmミッドレンジのL-88RSはいずれも純正位置との交換取り付けでインテリアは一切加工していない。なお、ミッドレンジの取り付けにはサブウーファー同様PLUG&PLAYブランドのアルミダイキャストバッフルが用いられている。全体の統一感にも期待大だ。
早速「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」と「BEWITH LFC-MB213aS」が生み出すその音からは、純正では実現し得ない質の高さを明確に感じることができる。純正状態では“中低域がややモワッとして明瞭感に欠ける”と感じるメルセデスオーナーは多いが、このユニットを投入することでクリアでタイトな中低域を思う存分味わえるようになる。余分な高域成分を出すことがないよう、専用パッシブを使いフロントスピーカーと帯域を分割しているため、中低域の質感はさらにアップされている。
フロントスピーカーにはBEWITHのツイーター、8cmミッドレンジを導入したものの、純正のままのウーファーの質感にもの足りなさを感じていたオーナーは多いだろう。そんなニーズにピタリとフィットするのが、今回登場した「PLUG&PLAY MBZSUB/213R」だ。質の高いアルミダイキャストフレームを備え、純正状態を崩すことなく“プラグ&プレイ”の手軽さで中低音をグレードアップするには絶好のユニットとなった。
土田康弘|ライターデジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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交換が難しいメルセデスの純正ウーファーにPLUG&PLAYブランドから専用モデルが登場 アルミダイキャストのフレームを備え純正ウーファーの設置場所にジャストフィット メルセデスCクラスワゴンの装着例では中高域スピーカー群とのマッチングも絶好カテゴリー
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