全米プロバスケットボール(NBA)のロサンゼルス・レイカーズでプレイするLeBron James選手と同選手の財団が、仮想通貨取引所Crypto.comとの新たな提携を発表した。この提携を通じて、Web3.0を中心とする教育の機会を提供する。
Crypto.comは1週間前に、約500人のユーザーから3100万ドル(約36億円)以上が盗まれる深刻なハッキング被害に遭ったばかりだ。
しかし、同選手の財団LeBron James Family Foundation(LJFF)は米国時間1月28日、Crypto.comと協力して「I PROMISE」プログラムに関係する学生や家庭に、「Web3.0構築に参加して成功するのに必要なツールや教育資源の利用機会」を提供すると発表した。
James選手は、LJFFとI PROMISEプログラムを通じて、故郷であるオハイオ州アクロンと同州全域の人々がこうした教育を受ける機会を増やそうと努めてきた。現在は、I PROMISEプログラムの参加者にさまざまな機会を提供する新しい多目的スペース「House Three Thirty」を建設中だ。
Crypto.comは、I PROMISEプログラムの参加者に、「金融、メディア、アートなど、多分野の将来の原動力となるブロックチェーンベースの分散型アプリケーションを支えるWeb3.0とイノベーションの強固な基盤」を提供する。
James選手は、アクロンの地方紙Akron Beacon Journalのインタビューで、「Web3.0とデジタル時代の未来については特に」、アクロンの恵まれない子どもたちに門戸を開き続けることが、自分にとって大事だと語った。Crypto.comは、I PROMISEプログラムの参加者にWeb3.0などの技術の概念について対面およびオンラインで教える専門家を派遣する。
Crypto.comは先ごろ、ロサンゼルス・レイカーズの本拠地である旧ステイプルズセンターの命名権を、7億ドル(約800億円)規模とされる20年契約で獲得した。Crypto.comは、この数カ月間でメディアバイイングを増やし、この3週間、注目度の高いナショナルプロフットボールリーグ(NFL)のいくつかのイベントで、俳優のMatt Damonさんを起用した広告を流してきた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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