現在オンキヨーは、クラウドファンディング「GREEN FUNDING」を活用して、新たなホームシアターシステムの開発にチャレンジしています。その名は「SOUND SPHERE」。サウンドバーのような一体型ボディではなく、複数のスピーカーを組み合わせて、音に囲まれる体感を、スピーカーケーブルいらずのワイヤレスで手軽に実現できるというものです。
最大のポイントは、日本初上陸となるオーディオ技術「WiSA(Wireless Speaker and Audio)」を採用していることです。ハイレゾ級となる最大96kHz/24bit、8チャンネルまでのオーディオ信号を非圧縮でワイヤレス伝送することができます。遅延が約5.2msecと、Bluetoothと比較して少ないことも特長です。
SOUND SPHEREはこのWiSAに対応した送受信機とスピーカーのセットで構成されています。
執筆時点(2021年4月2日)では、GREEN FUNDINGにおいての価格は以下の通りです。
スピーカー2本とサブウーファーとの2.1chセット ¥54,800
スピーカー2本とセンタースピーカーとサブウーファーの3.1chセット ¥69,800
フロント/リアスピーカー計4本とセンタースピーカーとサブウーファーの5.1chセット ¥89,800
WiSA送受信機には、eARC対応のHDMI端子と光デジタル音声端子が搭載されていて、ドルビーアトモス、MPEG-2 AACの音声フォーマットに対応します。※MPEG-4 AACについては未定(対応検討中とのこと) 最新のテレビとの組み合わせはもちろん、HDMIスプリッターなどを活用すれば、プロジェクターやPC、ゲーム機などと組み合わせてサラウンドを楽しむことができます。
スピーカーはフロント/リアスピーカー、センタースピーカー、サブウーファーの3種類が用意されていて、いずれもスリムかつコンパクト、そして精悍なブラックボディにまとめられています。創業から75年、蓄積してきたスピーカー・アンプの設計技術を惜しみなく注ぎ込み高音質を追求しているだけでなく、バッフルを前面や側面に配置するなど、ラックのなかなどに納めやすくなるように、細部まで工夫が凝らされています。
実際に5.1chセットで聴いてみると、サウンドバーで体感する音の包まれとは、明らかに別物です。良質なスピーカーユニットで音色を統一したリアルサラウンドのホームシアターならではの臨場感が味わえます。コンパクトな見た目以上にパワフルなサウンドであること、センタースピーカーが独立しているゆえのボーカルの存在感、チャンネル間のつながりのよさがもたらす音の移動感にも驚かされました。WiSAが開発したスマホアプリを活用することで鳴らすスピーカーの種類や配置レイアウト、サウンドモードなどを瞬時に切り替えられるのも便利で、価格以上の価値を感じることができました。
夏の大型スポーツイベントまでには製品がお届けされる予定とのこと。大画面テレビとサウンドバーの組み合わせでホームシアターを狙っているみなさんは、スピーカーケーブルを部屋中に引き回す必要なく、すっきりとリアル5.1chサラウンドを実現できるInnovative Wireless Speaker System「SOUND SPHERE」にも注目してみてはいかがでしょうか?
SOUND SPHEREのクラウドファンディングページはこちら(プロジェクトの支援は2021年5月13日まで)
さて、そんなSOUND SPHEREの開発中の試作機を実際に体感できるイベントが開催されます。臨場感あふれるワイヤレスシアターの感動をいちはやく体験しに、そしてオンキヨーの新しいチャレンジを応援しに、みなさん足を運んでみませんか?
<INFORMATION>Official髭男dism x SOUND SPHERE ドルビーアトモス体験会概要 (4月5日PM1時より予約開始)期間/2021年4月9日(金)~4月23日(金)*日、月、祝日は定休日場所/ONKYO BASE 東京・両国視聴室 https://onkyobase.com/aboutご予約はhttps://onkyobase.com/info/3841116から試聴会時間/PM1:00、PM3:00、PM6:00 (毎日3回)定員/各セッション最大6名体験会機器/Innovative Wireless Speaker System 「SOUND SPHERE(サウンド・スフィア)」5.1ch システム *試作機でドルビーアトモスバーチャライザーを用いてデモ
カテゴリー
関連記事
ホット記事