オーディオに興味がありつつも、いかにも“ザ・コンポ”と言えるハードな見た目の機材を、普段生活している部屋に置くのはちょっとなあ……と思っている方は少なくないだろう。オーディオマニアの僕からしても、「自分達オーディオファンが楽しんでいる素晴らしい音の世界に、みんながもう少しカジュアルに手を出せたら……」と歯痒い思いをする時がある。
そんな中、おお! と期待できる凄いオーディオ製品が登場した。イギリスのスピーカーメーカー Bowers & Wilkins(以後 B&W)が発売した「Formation Suite」シリーズである。
Formation DuoFormation Wedgeオシャレなデザインを見ると「はいはい、流行りのライフスタイルオーディオにB&Wが参入したのね」と思いがちだが、中身はそんな軽いものではない、B&Wが“完全に本気モード”で全力開発した製品群だ。
まず驚くのは、一気に6モデルものラインナップで発売された事。有線/無線のネットワーク機能を有するが、基本的にはワイヤレスで使用できる。種類としては、1本で使用できる単体スピーカーとして「Formation Flex」と「Formation Wedge」、2チャンネル再生向けに「Formation Duo」、テレビと組みわせるサウンドバー「Formation Bar」に、サブウーファー「Formation Bass」。
さらに、既存のオーディオシステムとFormation Suiteを連携させたい人向けに拡張ユニット「Formation Audio」がある。様々な再生ニーズに、全方位的に対応するラインナップであることがわかるだろう。B&Wが本気モードであることが感じられると思う。
今回はこの6モデルを全て自宅に持ち込み、一挙にクオリティチェックを行なった。
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