Googleがメタバース業界参入に向け、新しいARグラスを開発中だそうです。Android Headlinesが伝えました。
Big Tech(Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoft)各社がこぞってイニシアチブを取ろうとしているメタバース(3D仮想空間)業界ですが、やはりGoogleもその機会を逃すつもりはないようです。
The New York Timesのレポートによると、Googleは2020年の6月にスマートグラスメーカーのNorth Inc.を1億8000万ドル(日本円約209億円)で買収。North Inc. はスマートグラス分野に特化したカナダのスタートアップ企業で、「Focals」というスマートグラス製品を開発製造していました。Googleの親会社であるAlphabetのCEO、Sundar Pichai氏も「ARがGoogleの主な投資先になる」と最近発言しており、Googleのメタバース業界参入の狙いは確実と言っていいでしょう。
またGoogleは新しいAR用OS開発のため著名専門家達を起用し開発チームを組んでいるという証拠もあるそうです。このOSはAndroid OSの一種になる可能性もあります。
CES2022で新しいARグラスに関しGoogleから何かしらの発表がある可能性はありますが、今のところ詳細は明らかになっていません。
「Google Glass」の開発など過去にもVR/ARグラスの市場開拓に積極的な動きを見せてきたGoogleですが、その投資は未だ日の目を浴びていません。今回メタバースという新しい業界の出現とNorth Inc.という切り札獲得で、Googleがどのような手札を切って市場に戻ってくるのか注目です。
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