音声機能としては、業界初の「22.2ch音声→Dolby Atmos変換出力」がトピック。
4Kディーガシリーズはレコ-ダーで唯一、NHK BS4Kで稀に放送される22.2ch番組の音声を、22.2chのまま録画・ダビング・ビットストリーム出力できる機能を備える。しかし、22.2chに対応したサウンドシステムが非常に限られる上、家庭で22.2chの再生環境を用意するのは現実的に難しいと言う課題があった。
ZR1では、ドルビーと共同開発した新しい変換技術により、22.2chの音声情報を間引くことなくAtmos信号に変換。AVアンプやサウンドバー、テレビなど、既存のAtmos対応機器を組み合わせることで、オリジナルが持つ立体的な音場を再現することができる。
22.2chのAtmos変換は、リアルタイムの放送視聴ほか、HDD内の録画、BDにダビングした番組でも可能。同社担当は「Atmos変換中も、録画などのマルチタスク性能に影響はない。パッケージや配信など、既存のAtmosコンテンツは映画が中心だが、NHK BS4Kでは音楽ライブやコンサート、ドキュメント、ドラマ、スポーツなどの22.2ch番組があり、立体音場の楽しみが拡がる」とAtmos変換の意義を話す。
Atmos変換は、HDMI出力設定から選択可能ほかにも、不要な回路ブロックを動作停止させて音質向上を図る「ハイクラリティサウンド」や「シアターモード」、PCM 384kHz/32bit・DSD 11.2MHzまでハイレゾファイル再生、圧縮音源の高音域成分を復元する「リマスター」、真空管アンプを通したような温かみのある音を再現する「真空管サウンド」機能なども搭載する。
なお、ZR1では「アナログ出力に投じる分の物量を、デジタル/ドライブ系に集中投下」(同社担当)しているため、アナログ音声出力を廃止。DMR-UBZ1にあったRCA/XLR出力や、UB9000にあったアナログマルチch出力は搭載していない。
アナログ音声出力を廃止ナビゲーションリスト
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