――先ほどのプレゼンテーションの中でハイスペックモデルユーザーの比率のお話がありましたが、あの数字はiPhoneを含めた数字なのでしょうか。また、電気通信事業法改正の影響ではないかと思うんですけども、なぜ2019年からスタンダードモデルが拡大していったのか教えてください。
安部氏 先ほどの資料におけるハイスペックモデルの中にiPhoneは含まれていません。
比率の変化に関しては、やはり事業法の改正などがあって、端末の価格が相対的に高騰化したということがあったのかなと思っています。価格にセンシティブなお客さまは、スタンダードモデルを選択されていると思われまして、その結果として先ほどのような比率になったと理解しています。
一方で高機能を求められるお客さまもいらっしゃるので、そういった方々には特徴的なハイスペック端末を一定数提供すべきだと思っています。
――今回の機種はすべてSIMフリーということでよろしいでしょうか。
安部氏 我々が8月27日以降に発売した端末に関しては、SIMロックが設定されておらず、(SIMロックを)解除する必要はありません。今後の端末も、すべてSIMロックなしで提供していきたいと考えています。
――SIMロックがなくなって、回線契約をしなくても購入できるようになりましたが、販売状況に何か変化はありますでしょうか。すでにiPhoneを発売されていますが、その状況も踏まえて教えてください。
山本氏 SIMフリーによる端末販売への影響に関しまして、これからお客さまのニーズなどとあわせて見ていく予定です。iPhoneでアップルが販売するものと、我々の販売価格が少し違っているということがありますので、ニーズによってどこで買うかが異なるケースも出てくると思っています。
ですから、そうしたニーズを見極めながら割引なども提供していきたいと考えています。
――回線契約がない状況でも割引が受けられる形になると思うのですが、その際のドコモとしてのメリットは何かあるのでしょうか。
山本氏 回線契約なしで買っていただくということでも、我々を選んでいただかないといけませんので、(我々を選んでいただけるような)戦略に基づいていきたいと思っていますが、回線契約なしで購入された場合に割引をするというメリットは、キャリア側にはないと思っています。
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