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0コメント0件(提供 ジャトー株式会社)
スピーカーに、良い音に加えて求めるものは人それぞれかもしれません。今回はこだわりのスピーカーについて、普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。【写真で7色すべて見る】兵庫の伝統工芸を生かした“陶器スピーカー”「POTTS」 あなたならどの色を選ぶ?☆ ☆ ☆ ☆ ☆ スピーカーを選ぶときには、どのような音で聞こえるのかはもちろん、大きさや重さ、接続方法などの仕様、そして見た目も重要です。使いにくくても、見た目がかっこいいスピーカーを使うという人もいるでしょう。 近年では、コンサートのPA(音響)で使うようなプロ仕様のスピーカー・システムも、昔よりも小さく、よりパワーアップしたものが増えてきています。小型のBOSE「L1 Pro」シリーズのようなトール型スピーカーも多く活躍しています。見た目もおしゃれで、均一に明瞭な音を伝えられるようになりました。 また、家や職場で使える市販のスピーカーも、Bluetoothで接続するコンパクトでおしゃれなデザインのものが増えてきました。首にかけるタイプの「ネックスピーカー」は、ヘッドフォンを首にかけるようなイメージ。ヘッドフォンやイヤホンのように、長時間つけて耳が圧迫され、しんどくなってしまうという問題が解消されました。ネックスピーカーを使えば、耳元で高音質の音を長時間再生することができます。テレビとつなげれば、テレビのボリュームを上げなくても、迫力あるサウンドを楽しめます。 そして、素材や見た目にもこだわった個性派、“陶器スピーカー”もあります。兵庫県ならではの面白いスピーカーとして世に送りだされたのは、国の伝統的工芸品にも指定されている焼き物「丹波立杭焼(たんばたちくいやき)」とコラボした「POTTS(ポッツ)」(以下、ポッツ)。丹波篠山市の陶芸家と音響システムメーカー「ジャトー株式会社」(本社:大阪市北区)が共同開発したものです。 丹波篠山市今田(こんだ)地区近辺にある「丹波立杭(窯)」は、瀬戸や備前と並ぶ「日本六古窯」の1つ。ポッツは、その職人がひとつひとつ手作りした丹波立杭焼を用いているそう。高さは約35センチ。内部のスピーカーには、6.5cmのフルレンジユニットが使用されています。やさしく柔らかい響きが期待できるのは、陶器ならではでしょう。 丹波立杭焼は、使う釉薬によってさまざまな表情を見せます。そのためポッツも、釉薬の違いによる表面の仕上げは7種類。「あいすみちゃ」「しんじゅいろ」「うすあい」など、日本の伝統色をイメージして名付けられています。 メーカーによると、「『美しいものだけを揃えたい』と『いい音を響かせたい』の両方を叶える」とのこと。手作りならではの温かみや深みが感じられる、兵庫県の伝統工芸「丹波立杭焼」のスピーカーは、地元の者としても気になる存在です。なお、職人による手作りのため、注文してから焼きあがるまでに約2ヶ月ほどかかるそう。オンラインで購入できます。 小型トール型スピーカー、ネックスピーカーや陶器スピーカー…。あなたも、ご自身のこだわりに合うスピーカーを見つけてみてください。※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』 2022年2月13日放送回より
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