MAMAMOOのムンビョルは最近、3rdミニアルバム「6equence」でカムバックした。2020年2月に発売した2ndアルバム「Dark Side of the Moon」以来、約1年11ヶ月ぶりとなるソロアルバムだ。彼女は新曲発売を記念し、ソウル東大門(トンデムン)区RBWラウンジで行われたインタビューで「1年11ヶ月ぶりのアルバムなので、最初は『遅すぎたかな?』とも思いました。今考えてみれば、それだけ長い間準備しながら一つ一つ力を入れることができたようで嬉しいです。準備したものが1つずつ公開されて、私もとても楽しかったです。久しぶりに緊張を感じましたが、次はこのようにしてみようかなと構想もしている時期です」と話した。続いて「今回のソロアルバムが出るまで時間がかかったのは、順番を待っていたからです。MAMAMOOでのアルバムもありますし、順番でソロアルバムを出すので今出すことになりました」と付け加えた。「6equence」はムンビョルが主演を務め、短編のかけらを集めたアルバムだ。流れは恋する恋人たちが感じる感情の変化だ。ときめきの出会いでスイッチが入った瞬間から惚れ続ける最高の愛の刹那を過ぎ、一つだった2人が1日に何度も変わる気分によって狂っていく関係、そしてそんな過去さえ振り返るようにする未練がましい最後まで、多彩な感情を表現した。彼女は複数のシーンを意味するアルバムタイトルのように、各トラックを有機的に繋げながらも各トラック固有の魅力を生かした。ムンビョルは「愛する1人との感情を、出会いから別れた後の未練まで盛り込んだアルバムです。今回のアルバムを映画のストーリーのように表現し、自ら最初からどのトラックにはどんなストーリーを入れればいいのか、テーマまですべて決めて会社に提出しました」と紹介した。また「今回のアルバムでも作詞家として参加しました。私の実話というよりは、様々なところから一つずつソースを持ってきました。普段ドラマをたくさん見る方なので、前のリパッケージアルバムの収録曲にはJTBC『夫婦の世界』のハン・ソヒさんの役柄の立場から書いた曲もありました。今回も色々な感情を考え、愛する感情、ケンカする感情、未練など、様々な感情に集中しました。これという参考にした作品があるというよりは、妹がドラマが大好きなので、会社から帰った後、ドラマを見る妹と一緒に自然に見るようになりました」と伝えた。ムンビョルは曲作業だけでなく、コンセプトの企画にも積極的に参加した。最も重点を置いたところは感情線だという。彼女は「人と人が会えば嬉しいだけでも、悲しいだけでもないと思います。バイオリズムのように、リズムがいつもあると思いますが、それを曲ごとにディテールに表現したかったんです。それぞれの場所にいる子たちに確かな力をあげたかったです。曲がその位置にあるべき理由を確かにしてあげたくて、そのような部分にかなり気を使いました」と作業の過程を振り返った。タイトル曲「LUNATIC」は気違い、奇人などを意味する。ムンビョルは「執着を表現したかったです。愛しすぎると人間は執着するようになります。そのような執着より普遍的なのは倦怠期ではないかと思いました。歌詞の内容は軽く、わかりやすいです。自己中心的な話者の気持ちを見せたいと思いました。自己中心的な女性、あなたが私のことが好きなら、私に合わせてという話を表現したかったんです。変わっていて、自己中心的な気持ちをウィットのある感じで表現すればいいのではないかと思い、タイトル曲にしました」と説明した。続けて「タイトル曲は最後まで空欄にして、一番最後に埋めた欄です。曲が完成した直後、私に聴かせてくれませんでした。イヤホンで聴かないで、スタジオに来て直接聴いてと自信を見せましたが、聞いてすぐに『これだ!』と思いました。すぐに口ずさめる曲で、お茶目な私をしっかり見せられる曲だと思い、この曲をタイトル曲にすることになりました」と付け加えた。ムンビョルはインタビューの間、新しいアルバムとコンセプトに対する自信と余裕、愛情を見せ続けた。これについて彼女は「年齢から来るものもあるようです。デビュー初期、私は一言も話しませんでした。インタビューをするとき、私が4番目だったんです。いつも最後の順番でしたが、今は年齢もありますし、NAVER NOW.を進行しながら、本当にたくさんの方に会い、本当に色々な話をしたので、臆病にならなくても良いと思いました。私から先に心配しなくても良い思えて、自ら話そうと思うと、怖さがなくなったようです」と話した。ムンビョルは新しいアルバムの発売に先立ち、「G999(Feat. Mirani)」と「頭からつま先まで(Shutdown)(Feat. Seori)」を昨年12月にシングルの形で先行公開し、韓国と海外ファンの好評を得た。特に「頭からつま先まで」ではカンボジア、コロンビア、香港、マカオ、ペール、台湾など世界10ヶ国および地域iTunesトップソングチャート1位を獲得。同曲は定義することが難しい関係の描写、隠喩的な歌詞でリスナーたちの好奇心と想像力を刺激し、熱い関心を集めて愛された。「頭からつま先まで」が女性同士の愛を歌った曲なのかという問いに彼女は「アルバム全体で愛を表現したいと思ったので、人に会ったらそんな愛もできるのではないかと思いました。相手が女性でも男性でもそんなことは重要ではありませんでした。正直、性別を指すことは好きではないので、すべての人に全部同じ立場で聴けるようにしたかったんです。そんな面でとても幸せな作業でした」と答えた。ムンビョルは「こんな話をすると、変態みたいに聞こえるかもしれませんが、Seoriと一緒に曲を出したとき、喜んでくださり、『いやらしい』と言われて良かったです。私が表現したかったいやらしさが、しっかり表現されたようでとても良かったんです。『変態じゃない?』と言われるのがとても嬉しかったです」とし「Miraniとのケミストリー(相手との相性)もとても良かったです。同じラッパーでもあり、歌詞一つ一つからウィットが感じられました」と明かした。続いて「2人と発表した曲はすべてスムーズに作業できましたし、楽しかったです。2人とはNAVER NOW.を通じて出会いました。ゲストとして会い、彼女たちの曲を説明し、ライブを聞く時間でした。聞いてすぐに頭の中で描かれたものがあったんです。『この人とこういうことしたら面白そう』『こんなシナジー(相乗効果)が得られそう』と思い、自ら一緒に作業したいとアプローチしました。『いつでも呼んで欲しい』『待っている』と言ってくれたので、作業ができました」と付け加えた。また「より大胆になりたいとは思います。実は初めて話すことですが、今回のアルバムを19禁にしたかったんです。しかし、周りの反応の中で『これの何がいやらしいのか』という反応が多く、とても残念でした。19禁という表示があると、手に取るのが難しく、『何だろう?』と思われるかもしれませんが、それだけ率直なものはないと思います。私は19禁の魅力にハマりました。これからもっとはあっても、これより弱くはならないだろうと(笑)。今回の曲をきっかけに、次はより発展した関係が必要ではないかと思います」と伝えた。ムンビョルは最近、主に女性アーティストと作業した理由について「私が重低音で、ラップもやっているので、自然に女性アーティストとの作業を考えるようになります。男性アーティストとフィーチャリングなどで作業したこともありますが、トーンが同じく低いのでハイトーンは女性ボーカルが担当し、ロートーンは私が担当すればお互いの色がはっきりと出て、良いシナジーがあると思います。自然に女性アーティストと作業するようになります」と説明した。今回のアルバムを通じて聞きたい評価は「共感できる歌」という反応を取り上げた。彼女は「一曲、一曲の感情にたくさん共感していただきたいです。飾った言葉でもなく、近くにいる人として感じられる感情なので、そういった部分で共感していただきたかったです。また、今回のアルバムを通じてムンビョルにこんな新しい姿もあるというものをお見せしたかったです。MAMAMOOとしてできなかった赤い髪の毛、メイク、衣装、歌のジャンルなど、新しい姿が良いものとして記憶に残ればと思います。次は皆さんが好きな音楽もやってみたいですし、私が好きな音楽もしたいです。多彩さを楽しめるムンビョルになりたいと思います」と明かした。続けて「実は前回のアルバムのときまでは何か成績を期待したり、私の色だけを見せたいと思っていました。今回のアルバムを準備しながら先行する秘訣という映像を、YouTubeのアルゴリズムを通じて見るようになりましたが、否定的な言葉を発すると力が落ちるそうです。新曲で1位になれたら本当に嬉しいと思いますが、私の目標は50位の中に入ることです。最近のチャートの壁が高くて、50位内に入るだけでもとても大きな成果だと思います。愛されてこの子たちが夢を広げられる子になれたらと思います」と伝えた。
ファン・ヘジン
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