冬は静電気に悩まされる季節。言葉の響きは穏やかそうですが、ときには1万ボルト以上という高い電圧を生じさせるため、うっかりするとあの不快な「ビリッ」が指先に走ります。そんな静電気トラブルが冬に集中する理由ですが、空気の乾燥と関係があります。湿度が下がると空気中の水分量は少なくなり、物質表面に吸着する水分量も減って電気伝導性が低下すると、物質に生じた静電気が分散しにくくなり「静電気」と認識されるのです。一年を通じて静電気は発生しているものの、湿度が低くなる冬に人体へ留まりやすくなるというわけです。
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