個人的に、以前から気になっていた骨伝導イヤホン。
とはいえ、それなりに高価ということもあって保留していたのですが、ゲオで約3,000円(購入時点)の『骨伝導ワイヤレスヘッドホン B300』を見つけてしまいました。
気軽に手が届く価格を見て、ほぼ衝動買いしてしまったこのアイテム。せっかくなのでレビューしてみましょう。
良かったらチェックしてみてください。
骨伝導イヤホン『B300』をひとことで表すなら、まさにノイズキャンセリングとは真逆のコンセプトだと言えます。
はっきり言って周囲の音が聞こえ放題というこのイヤホンは、好きなアーティストの曲に没入したいという人のためのものではありません。
ホテルのロビーなどで流れているBGMを想像してみてください。そこにいる人々の会話をジャマしない程度の音量で、耳に心地よく流されている音楽。
『B300』は、そのBGMをパーソナルに実現してくれるアイテムだといえば、分かりやすいでしょうか。
イヤホンの音に集中するか、周囲の音に集中するかによって、聞こえる音が切り替わるような不思議な感覚があります。
”骨伝導”と名付けられているので、直接脳に音の信号を送っているような印象があるかもしれませんが、実際のところ、普通にドライバーから音を発しています。
使ってみた実感としては、骨から伝わる音だけでは華やかな音を再現できないので、高音域を耳から聞かせているという印象。
つまり電車などで使う場合は、隣の人がイヤホン独特のシャカシャカという音漏れを聞くことになるので、音量に気をつける必要があります。
先に述べたとおり、耳栓のように作用してしまうハウジングがなく、周囲の音を聞きやすいのがこのイヤホンのメリットなので、そもそも大音量を鳴らすような使い方は適性じゃないわけです。
『B300』は、複数のグループ同士でWeb会議をする場合や、家人からの呼びかけが聞こえる状態でテレワークしたいというような場面で活躍してくれます。
小さい子どもが寝ているのでスピーカーから音を出したくないというときでも、イヤホンで耳をふさいで子どもの気配を感じられなくなるという不安もなく、気持ちよく音楽を聴けるはず。
まさに、ながら作業にピッタリなイヤホン。ぜひ使ってみてください。
Source: GEO, Amazon.co.jp
文・写真:田中宏和
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