美髪のために、何かしらのケアをしているという女性は多いもの。しかしそのケア、本当に正しいと言えますか? 正しいと思いこんでしていたヘアケアが逆にダメージを与えていた、なんてことでは元も子もありませんよね。
そこで今回は、間違いやすいヘアケアをQ&A形式でご紹介。髪に関する疑問はここで解決しちゃいましょう!
これはNG。シャンプーを頭皮にそのままつけてしまうと、刺激が強すぎる場合があります。すすぎもうまくできない可能性があるので、直につけるのは避けましょう。
シャンプーを手にとったら、まず手のひらでよく泡立てます。そして後頭部や側頭部につけ、徐々に全体になじませるのが正しい付け方です。
髪をタオルでごしごしと拭いてしまうと、キューティクルが傷んではがれやすくなってしまいます。タオルドライする際は、髪をポンポンと優しく押さえましょう。地肌を中心に乾かすとより効果的です。
また、髪の毛は濡れている状態で熱されるとダメージを受けやすくなります。いきなりドライヤーで乾かすと傷んでしまう可能性があるので、必ずタオルドライで、ある程度水気を拭き取ることが重要です。
髪をアップにすると皮膚がピンと伸びて、シワが伸びたように感じるでしょう。しかし、これはシワ予防に逆効果。
地肌を引っ張った状態でいると、そのまま地肌が伸びてしまい、なんとシワが目立つようになるんです。ヘアアレンジをする際はあまり強く引っ張らないように気をつけましょう。
髪を根元から一気にとかすと、毛先でもつれてしまい、そこが引っ張られることで髪に力がかかってしまいます。その結果、枝毛や切れ毛などのトラブルが発生してしまうのです。
ということで、この質問への答えは「NO」。まずは毛先のもつれをとかしてから、中ほど、根元の順にとかしていくのがおすすめです。
また、髪が濡れているときにとかしたい場合は、傷みが生じやすいので目の粗いくしやブラシを使うようにしましょう。
ノンシリコンとは、「シリコーンオイルが配合されていない」ということ。このシリコーンオイルは毛穴に詰まるといわれていたのですが、現在は詰まらないことがわかっています。
それも含め、ノンシリコンが無条件にいいというわけではありません。むしろシリコーンオイルは髪のすべりを良くしてくれるため、摩擦を軽減するのに効果的な成分です。
ノンシリコンと聞くと髪に良さそうな印象がありますが、本当に自分に合っているのかはしっかり見極める必要があります。
髪にいいヘアケア用品を揃えることも大切ですが、まずは正しいヘアケアを学ぶことが美髪への第一歩。今日からすぐに実践できることばかりですので、ぜひ意識してヘアケアをしてみてください。些細なことでも、積み重ねが美髪を作ってくれるはずですよ。
参考文献:小西さやか,『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書』『日本化粧品検定 1級対策テキスト コスメの教科書』,主婦の友社,2016年
文・比嘉桃子(美容ライター)
©Jose Luis Pelaez Inc/Gettyimages©Luka Svetic / EyeEm/Gettyimages©Westend61/Gettyimages
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