Big Hitエンターテインメント改めHYBE(ハイブ)が、5月14日にミュージアム「HYBE INSIGHT」をオープンし、観客を迎える。
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HYBE INSIGHTは「音楽で感動を伝え、善良な影響力を分かち合い、人生の変化を作っていく」というHYBEの哲学をさまざまな方法で表現した複合文化空間だ。所属アーティストのBTS(防弾少年団)やSEVENTEEN、NU’ESTなどの人気をもとに、龍山(ヨンサン)の新社屋を韓流の新たな聖地にするという戦略だ。
5月12日、正式開館に先立ってメディアを対象に内部見学が行われた。
まずHYBE INSIGHTに入場すれば、モバイルアプリを通じて展示をさらに特別にする「アーティスト・ドーセント(ガイド)」サービスが提供される。BTSのRM、NU’ESTのJR、GFRIENDのソウォン、SEVENTEENのS.COUPS、TOMORROW X TOGETHERのスビン、ENHYPENのJUNGWONなど、HYBEレーベルに所属するグループの各リーダー6人が、展示に同行するような特別な感覚が味わえる。
HYBE INSIGHTでの旅が始まる地下2階は、HYBEが作った音楽を音やダンス、ストーリーの3つのキーワードで表現した5つの展示スペースで構成されている。HYBE所属アーティストの紹介映像が流れるメディアウォールを通り過ぎると、「ポータル」という空間に入る。ここは光と音がシンクされながら没入感を感じさせる空間で、まるでHYBEの音楽世界に入っているような感覚を与える。
続いてHYBEレーベルのプロデューサーの話を盛り込んだ「イノベーティブ・サウンド」と、アーティストのダイナミックな踊りを1本の舞台のような新しい視点で観られる「ダイナミック・ムーブメント」、アーティストたちのストーリーと共に有機的につながる音楽と歌詞を吟味できる「インスパイアリング・ストーリー」などが次々と展開される。BTSがステージで使用したマイクとイヤホン、衣装も展示されており、ファンの注目を集めると思われる。
地下2階のハイライトは、HYBEの音楽の軌跡とアーティストの栄光の瞬間を記念する「HYBEミュージック」だ。地下1、2階を結ぶ高さ8.5mの大型トロフィーウォールと展示空間の前面に設置された大型スクリーンから流れる映像が目を圧倒する。
大型トロフィーウォールにはHYBEレーベルのアーティストたちが受賞したトロフィーが展示されており、HYBEの軌跡やアーティストたちの栄光の瞬間を映した映像が大型スクリーンで上映され、没入感を高める。
そして地下1階は「HYBEの音楽が伝える力」をテーマに、視覚・嗅覚・触覚など多様な感覚で音楽を体験できる空間となっている。
振動や点字楽譜、香り、ネオンライトなどを活用して音楽を体験し、想像力を刺激するインスピレーションの空間「違う方法で聴く」、アーティストの内面が盛り込まれた肖像画展示された「私たちが愛する顔たち」、音楽の力に関するアーティストの率直なインタビューが上映される映像館「ミュージック・イズ・マイ・ライフ」などが代表的だ。
ほかの芸能事務所の展示が様々な技術を駆使してスターとの仮想出会いや1日体験などの「K-POP体験」に重きを置いたとすれば、HYBE INSIGHTはHYBEレーベルのアーティストとクリエイターたちが作るHYBEの音楽に関する「ストーリー」に重点を置いた。
日常のさまざまな領域で「We believe in Music」というHYBEの新しいミッションを観客が五感で体験できるよう、より拡大された経験を提供する。
HYBE INSIGHT側は「音楽を媒介としてアーティストとファンが疎通しながら音楽的経験を拡大していく特別な空間になるはずだ」と説明した。
HYBEは新社屋の建設前からファンと疎通できる空間を用意すると発表していた。BTSの成功にもかかわらず、ファンのための空間がなかっただけに、“龍山時代”を迎えたHYBEのミュージアム開館がK-POPファンの新たな韓流の聖地になる見込みだ。
5月14日に開館するHYBE INSIGHTは、100%オンライン事前予約制で運営され、満14歳以上から入場できる。入場券は基本入場券(2万2000ウォン)とフォトチケット付き入場券(2万5000ウォン)の中から選択可能。フォトチケットの場合、希望するアーティストとメンバーを選ぶことができる。場所はソウル地下鉄の新龍山(シニョンサン)駅・2番出口から徒歩10分。
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