写真を見て「あ、見たことある」という人が多いだろう。イギリスのKEFが手掛ける「LS50 Meta」というモデルなのだが、実は「LS50 Meta」は2020年10月に登場したばかりの新製品だ。
新製品なのに見たことある理由は、この前モデル「LS50」が大ヒットしたためだ。LS50は、2012年にKEFの50周年記念モデルとして登場したスピーカー。独自の同軸2ウェイユニット「Uni-Q」を搭載し、省スペースながら、点音源を活かした広大な音場が楽しめるモデルとして人気を獲得し、ブックシェルフスピーカーの“定番モデル”の1つになった。
今回取り上げるLS50 Metaは、そのLS50を進化させた後継機。一番の進化ポイントは、KEFが“音のブラックホール”と表現する吸音技術「Metamaterial Absorption Technology(MAT)」を投入した事。迷路のような構造を持ったパーツを高域側の背面に組み込むことで、ユニットの後方に向かう音=ノイズ成分を吸収して歪を抑えるというのがウリだ。この工夫により、Uni-Qドライバーは12世代型に進化している。
同軸型2ウェイの「Uni-Q」ドライバーは最新世代の第12世代型同軸型2ウェイの「Uni-Q」ドライバーは最新世代の第12世代型となり、そこに新たに開発された技術「MAT」を搭載したものだ。これに加えて、背面に備わっているバスレフポートも、新開発されたフレキシブル・ポートとなっている。
MATの追加だけでなく、背面のバスレフポートも「オフセット・フレキシブル・バスレフポート」になるなど、各部もブラッシュアップされている。言わば「生まれ変わった定番モデル」だ。
背面外形寸法は200×280.5×302mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は7.8kg。再生周波数特性(-6dB)は47Hz~45kHzで、クロスオーバー周波数は2,100Hz、インピーダンスは8Ω。推奨アンプ出力は40~100W。
余談だが、KEFは7月7日~8月9日まで対象製品を購入すると、もれなく選べるグルメギフトをプレゼントするキャンペーンを実施しており、LS50 Metaも対象になっている。スピーカーケーブルなどがプレゼントされるキャンペーンはよく見るが、グルメギフトがもらえるというのはちょっとユニークだ。
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KEF「LS50 Meta」ペア159,500円カテゴリー
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