Johan Moreno,
CONTRIBUTOR
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グーグルは、同社のコネクテッドテレビを、ケーブルTVの視聴をやめる「コードカッター」たちにとって、さらに魅力的なものにしようとしている。ニュースサイトProtocolは9月16日、グーグルがGoogle TVに無料のライブテレビチャンネルを追加する計画だと報じた。Google TVは、グーグルが開発したストリーミングテレビ用OSで、米国では昨年発売されたChromecastドングルで視聴可能だ。Protocolによると、グーグルは、テレビ業界で「FAST」チャンネルと呼ばれる、広告付きの無料ストリーミングテレビチャンネルを配信している企業との間で、話し合いを行ったという。これは、FASTチャンネルにとっては朗報だ。ケーブルテレビや衛星放送を利用しないアメリカ人が増える中、FASTチャンネルは、ストリーミング・プラットフォームにはないライブテレビを、追加料金なしで提供している。FASTチャンネルのプロバイダーは、無料アプリやストリーミング用のセットトップボックスを通じて市場シェアを拡大している。Rokuの「Roku Channel」やアマゾンの「IMDb TV」、NBCユニバーサルの「Peacock」、バイアコムCBSが所有する「Pluto TV」、Foxコーポレーションが所有する「Tubi」など、FASTチャンネルのプロバイダーは至ることろに存在する。これらのチャンネルの中には、大手放送局で最初に放送されたコンテンツを再パッケージ化したものや、Peacockの「Today All Day」チャンネルのように特定の番組をテーマにしたものがある。グーグルは、このようなチャンネルの提供者の多くと話をしている模様だ。Protocolによると、これらのライブストリーミングチャンネルが、早ければ今年の秋に、遅ければ2022年初頭にGoogle TVに登場する可能性があるという。遅れる場合は、グーグルのスマートテレビのパートナー企業と共同で発表することになる見通しだ。 次ページ >FASTチャンネルの収入源とは編集=上田裕資
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