NTTドコモは7月15日、「docomo5GDXMEETUPforbusiness記者発表会」をオンラインで開催し、その中で5Gの契約者数が500万、5G基地局は1万局に達したことを発表、5Gが本格的な社会実装と普及期に入ったと語った。イベントでは「5G時代の協創とドコモの新たなチャレンジ」として、ドコモ5Gオープンパートナーと共に既にこれまでおこなってきた事例を紹介するとともに、新しくスマートグラス「GoogleGlass」の販売を8月より開始することを発表した。
Google「GlassEnterpriseEdition2」の取扱いを発表する株式会社NTTドコモ 代表取締役副社長丸山誠治氏代表的な取り組みとしては「高精細映像」「遠隔操作」「新たな教育体験」をあげた。従来、高精細映像で配信するには器材の準備に時間とコストがかかっていたが、5G伝送によって手軽に高精細の映像を配信する環境が実現、イベントでの導入、キー局などにも採用されているという。遠隔支援は、コロナ禍で移動や集まって研修を行うなどに制限がある中、現地作業員を遠隔から支援する業務に役立っている、とした。医療分野では、神戸市と神戸大学、メディカロイドとともに世界最先端の手術支援ロボットの遠隔操作に5Gを活用。地域の外科医療の改善に期待されている。新たな教育体験として、360度撮影のスワイプビデオを活用、体育の実技指導や試験の採点などに5Gを導入した。
ドコモ5Gオープンパートナープログラムは全国で約300件の協創事例を創出した。その上で、更に「5G時代の協創とドコモの新たなチャレンジ」を加速する新しいデバイスとして、GoogleGlassを取扱うことを発表した。
内ポケットに入れていたグーグルグラスを取り出す46gという圧倒的な軽さと、ケーブルレスという特徴から、「遠隔作業支援」や「警備」などへの活用を想定している。GoogleGlassの取扱いについての詳細は、下記の記事で紹介している。>関連記事「NTTドコモGoogleのスマートグラス「GlassEnterpriseEdition2」を取り扱い開始トライアルキャンペーンを開催」
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