新しい「アクティビティ」あらため「フィットネス」アプリ。基本的な見方は同じ
Apple Watchによる健康管理機能が強化される。
まず運動トラッキング機能はワークアウトの種類が追加される。とくに特徴的なのは「ダンス」で、ヒップホップやカーディオダンスなどにそれぞれ最適化され、運動量が算出される。動いているのが腕だけなのか、下半身が動いているかなどを判断し、さらに心拍数データなども踏まえて消費カロリーが算出される。
このほかにも腹筋などの筋力トレーニングやクールダウンなどのワークアウトも追加される。また、こうしたワークアウトの結果をiPhone上で確認するアプリも強化され、過去のトレンドも見られるようになった。なおこのアプリ、現行は「アクティビティ」という名称だが、「フィットネス」という名称に変更されるとのことだ。
睡眠トラッキング機能watchOS 7ではリクエストの多かった新機能として、睡眠トラッキング機能が追加される。こちらは睡眠をモニタリングするだけでなく、「十分な睡眠を取る」ということにフォーカスしていて、起きる時間だけでなく、就寝する時間も設定するようになっている。さらに「寝る前のルーティンは寝付きをよくする」という研究結果に基づき、就寝前のルーティンのショートカットも設定できる。ここで瞑想アプリを立ち上げたり音楽を再生したりできる。
こうした設定をしておくと、寝る時間になるとApple Watchが「スリープモード」になり、常時点灯できるApple Watch Series 5でも画面が消え、タップしてもシンプルな文字盤のみになる。起こすときのアラームは穏やかで効果的なサウンドを用意し、パートナーを起こさないように触覚アラームも利用できる。
ルーティンなどの睡眠スケジュール機能はApple WatchがなくてもiOS 14で利用可能で、就寝前にはロック画面に就寝ルーティンを表示したりできる。
また、時勢を反映したちょっとユニークな機能としては、手洗い補助機能が追加される。こちらは手を洗っていることを音や動きで自動検知し、手を洗っている時間を計測してカウントダウンを行なう。
カテゴリー
関連記事
ホット記事