前回は書き忘れてしまったのですが、フォッシル製スマートウォッチ「EXPLORIST HR」(FTW4016)は筆者にとって3台目のスマートウォッチです。
1台目は2015年4月発売のApple Watch初代モデル。そして2台目が2016年4月の発売のMoto 360(2nd Gen)でした。特にMoto 360は約2年に渡って装着し続け、十分満足していたのですが、毎日装着していただけに物理的な痛みが激しい。特にバッテリーの経年劣化は避けようもなく、修理するよりは新モデルを……ということでEXPLORIST HRへと買い替えた次第です。
そのEXPLORIST HRを使い始めてから間もなく3カ月。腕にも大分馴染んできましたが、スペック面で最も課題に感じているのがバッテリーの持続時間です。
こちらが今回の本題である省電力表示状態。これこそがWear OSの意義よ完全表示だとこんな感じ。元の盤面デザインで省電力表示のテイストも変わります。デジタル数字表示なら、と省電力表示もデジタル数字になります例えば早朝7時に充電台から外して使用を開始、電車に乗って仕事して、さて20時~21時になって一段落という頃合いになると、バッテリー残量はだいたい20~30%を示していることが多いです。仮にこの後終電まで呑むとすると、バッテリー切れが少々心配になってきます。
もちろん、これは設定にもよります。Wear OS系のスマートフォンには「常に画面を表示」という極めて便利な設定がありまして、時計を見るために腕を上げていない状態でも、秒針や背景画像を省略した簡易時計が表示されます。このおかげで満員電車の吊革を掴んでいても(傾きセンサーが上手く検知してくれない時でも)簡単に時間を確認可能。Apple Watchと比べて明らかに優位なポイントです。
ただ、この設定はバッテリーにムチャクチャ影響します。あくまで筆者の主観ベースですが、この「常に画面を表示」をオフにすると、稼働時間3割増し、いや下手したら倍はバッテリー駆動時間が長くなる印象です。前述の例でいくと、仕事一段落のタイミングする夜20~21時でも残量50%のケースがわりと普通にあります。
この設定をどうするかがバッテリーにとって大きな問題こんなメッセージが出るくらいですから、やはりバッテリーへの影響は大きいようで「常に画面を表示」がオフでも、腕を上げれば画面は自動再点灯します(秒針も含む完全表示)。ただWear OS端末のポテンシャルをフルに発揮させたい以上、この設定をオフにするのには敗北感が……。
結論としては、やっぱり「ケースバイケース」に尽きるでしょうか。設定メニューがやや深めの階層になりますが、例えば長時間旅行する日だけオフにするとか、億劫がらずにやるのがひとまず現実解になりそうです。
ちなみに省電力関係では「バッテリーセーバー」機能もあります。これは通知パネルから簡単に呼び出せる機能で、オンにすると前述の画面常時表示オプションのほか、Wi-Fi、Bluetooth、位置情報取得機能が無効化されます。
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