審査を経て、最優秀に輝いたのは、出雲商業高校の山岡さんの作品「TITLY」。誰が見てもわかりやすいシンプルなデザインと、「誰もが楽しめるゲーム」としてしっかり作られていることやコードの内容も評価されたようだ。
最優秀賞に輝いたのは出雲商業高校の山岡さんの作品「TITLY」また、優秀賞と複数のスポンサー賞にはチームIWATEの「Memento mori」が選ばれた。結果、最優秀賞と優秀賞に女子生徒たちの作品が選ばれたことになる。彼女たちの活動に、今後も注目していきたいところだ。
優秀賞とスポンサー賞2つを獲得したのがチームIWATEの「Memento mori」その他、各賞、スポンサー賞の内訳は以下の通り。
最優秀賞山岡 愛咲(島根県)TITLY 優秀賞岩手県滝沢市立滝沢第二中学校科学技術部 チーム「IWATE」(岩手県)Memento mori 審査員特別賞岩手県滝沢市立滝沢第二中学校科学技術部 チーム「鰤が素振り」(岩手県)芋がポテッと落ちたんじゃが 審査員特別賞松浦 天斗(愛媛県)タイプスゴロク 審査員特別賞村上 美乃里(愛媛県)睡眠冒険 審査員特別賞藤枝 侑瑞樹(愛媛県)Escape from Space 審査員特別賞玉井 由大(島根県)出商喫茶
ソニックガーデン賞岩手県滝沢市立滝沢第二中学校科学技術部 チーム「IWATE」(岩手県)Memento mori Wantedly賞岩手県滝沢市立滝沢第二中学校科学技術部 チーム「IWATE」(岩手県)Memento mori エルソウル賞玉井 由大(島根県)出商喫茶 パーソルプロセス&テクノロジー賞玉井 由大(島根県)出商喫茶 ピクシブ賞岩手県滝沢市立滝沢第二中学校科学技術部 チーム「鰤が素振り」(岩手県)芋がポテッと落ちたんじゃが
最後に実行委員長のMatzさんから締めくくりのコメントが。ほとんどの人がゲームをプレイする側にいる現状の中で、つくる側に立つことができた参加者を賞賛。同じようにさまざまなソフトウェアが誰かの手によって作られていることに触れ、今後も継続してプログラミングを続けて欲しいと、にこにこ顔で語っていた。
いつにも増してにこにこ顔のMatzさんこと、まつもとゆきひろ氏11回目となった今大会。結果として、継続的に取り組んできた地域や学校からの参加者が並んだ。地道に取り組みを続けられている関係者には頭の下がる思いだ。これは筆者の勝手な想像だが、先輩から後輩へとプログラミングの経験が受け継がれているのではなかろうか。
今回、最終審査に残った7作品。どれも個性的で、「ちょっとやってみたい」と思わせるような作品ばかり。取材しているこちらも、気づけば笑みがこぼれ、「あそんでみたいなぁ……」と何度もつぶやいてしまった。
中高生たちはそもそもポテンシャルが高く、きっかけと環境さえあればプログラミングを楽しみつつ、しっかりと作品を世に送り出せるのだなと思った。Rubyのお膝元島根県を筆頭に、毎年審査通過者を出している岩手県と愛媛県の各校で、どのように取り組まれているのか興味が湧くところである。コロナが落ち着いたら是非現地を訪れてみたいものだ。
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最優秀賞は山岡さんの作品「TITLY」が受賞カテゴリー
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