手術を受けるほどの肩の負傷を10月後半に抱えてから初めて、アリゾナ・カーディナルスのディフェンシブエンド(DE)J.J.ワットが自らのリハビリの過程について語った。
ワットはヒューストンのティーンエイジャーであるマーナブ・グプタが『YouTube(ユーチューブ)』で公開している“Maanav’s Sports Talk(マーナブズ・スポーツ・トーク)”で、リハビリは「すごくうまくいっている」と話している。
カーディナルスの公式サイトによれば、ワットは「今の段階としては望んだり、予測したりできる中で最高の状態よりもずっといい形だ」と話したという。
「本当にいい感触。たくさんのことにトライしているし、できる限り早くスマートに、安全に戻るためにできることは最大限にハードにやっている」
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは10月に、この負傷はワットの肩にとどまらないと伝えていた。年間最優秀守備選手賞に輝いたことのあるワットは関節唇と上腕二頭筋、腱板を断裂し、肩鎖関節捻挫を抱えている。
手術によってワットのレギュラーシーズンは終了したと見られていた。ラポポートは以前、ワットがポストシーズンに戻ってくるのは“ありそうもない”と述べている。
しかしながら、本人はフィールド復帰に向けて努力している。
ワットは負傷した際のことを「10月のテキサンズ戦で肩のすべてを断裂した。最初は“くそ、俺は7勝0敗のチームにいるんだ。ついに最高のチームになって、何か特別なことができるチャンスがありそうなのに。なのに肩をやっちまった。全部台無しだ。俺は終わりだ”って感じだった」と振り返り、次のように続けている。
「彼らは俺は終わりだって言うし、手術を受けなきゃならなくて、4カ月から6カ月はかかる。ここにとどまって、ふくれっ面で“何てこった、4カ月から6カ月だ。自分のやるべきことをやろう”と言うのは簡単さ。だけど、俺は“嫌だ。そんなの受け入れない”と言ったんだ」
ホットスタートを切ったカーディナルスだが、最近は過去7試合で2連敗をはじめとする4試合を落としている。未勝利だったデトロイト・ライオンズに敗れたのが、カーディナルスにとって最も悪い瞬間だったかもしれない。ワットがいない守備陣は大きく崩れ、シーズン第15週にはライオンズのランニングバック(RB)クレイグ・レイノルズに112ヤードを許している。
そういったつまずきがありながらも、10勝4敗のカーディナルスはロサンゼルス・ラムズをタイブレーカーで上回ってNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区トップの位置にいる。カーディナルスがシーズン最終盤に災厄に見舞われることがなければ、彼らはポストシーズンでプレーするだろう。ワットの努力が報われるかどうかは、そのときに見られるはずだ。
【A】
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