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14コメント14件大王製紙エリエールレディスで優勝争いを演じたがQTに回ることになった福田真未 写真:Getty Images
プロゴルフツアーのシーズンが終わりに近づいてきた。女子のシード権が確定し、男子のシード権も来週確定します。【画像】横峯さくらや木戸愛も!QTに臨む有力選手を見る!(7枚) ところで、シード権が取れなかった人たちを語るときに出てくる『QT』とは一体何だろう?「QT」は、「クォリファイング・トーナメント(Qualifying Tournament)」の略称です。翌年の試合に出るための、順位を争う競技のことを指します。日本語では“予選会”“順位決定戦”などと言えば分かりやすいと思います。 ここでは、日本女子ツアーのQTについて説明します。以前は4つのステージを経て順位が決まったのですが、2019年からは2ステージで行われています。これは、QT出場をJLPGA会員(ティーチング会員含む)に限定したことで、全体の出場人数が減ったからです。 それでもファイナルの出場人数は変わらないので、厳しいサバイバルゲームであることに変わりはありません。 昨年は、コロナ禍で試合数が14に減ってしまい、2021年と一緒のロングシーズンとなったことでQTは行われませんでした。2年ぶりの開催となる今年は、ファーストステージが11月23日から26日までの4日間72ホール。 小幡郷ゴルフ倶楽部(群馬県)、伊勢カントリークラブ(三重県)、小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)の3会場が舞台となります。ここには、JLPGA会員ならエントリーすればだれでも出場できます。 3会場それぞれの上位者が駒を進めるのが、11月30日から12月3日までのファイナルステージです。ファーストステージの上位者以外に、ファイナルにいきなり出場できる資格もいくつかあります。 今季のシード選手で、来季のシードが取れなかった者や、下部ツアーステップアップの各競技優勝者や賞金ランキング3位から10位までの者などがそれにあたります。 葛城ゴルフ倶楽部宇刈コース(静岡県)で行われ、ここで上位に入れば、来季の試合に出場ができます。といっても、シード選手と決定的に違うのは、全ての試合に出られるわけではないということです。 大会ごとに決まった出場人数は賞金シード以外にも、主催者推薦など様々な出場権を持つ者で埋まっていきます。残った枠をQTランキング上位者から使える、ということになります。欠場する選手が多ければ、QTからの出場できる者が増えることになるのです。
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2019年からはJLPGA会員のみ参加可能となったカテゴリー
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