2022年が到来しました。年末からの全国的な寒波の影響を受けて、気温の低い中で新年を迎えたという人もいると思います。
新年といえば「お年玉」です。そこで、この記事ではお年玉でも購入できる、税込み1万円以内の手頃なデジタルガジェットを紹介します。少ない予算でスマートフォン、タブレットやパソコンをより快適に使えるようになるアイテムを探している皆さんの参考になれば幸いです。
スマホ、タブレットやパソコンを使って外出先で音楽を楽しむ際に欠かせないのが「イヤフォン」です。通話やWeb会議/ビデオ会議にも使う場合は、マイクも備える「イヤフォンマイク」が良いでしょう。
今回は、近年主流のワイヤレスタイプの(Bluetoothを使ってつなぐ)製品を中心におすすめのイヤフォンマイクを紹介します。
ソニーの「WI-C310」は、ワイヤレスタイプのBluetoothイヤフォンです。左右のドライバー(音声の出る部分)がケーブルでつながっているタイプで、完全ワイヤレスタイプと比べると紛失のリスクが少ないことが何よりのメリットです。ボディーカラーはブラック、ホワイト、ゴールド、ブルーの4つを取りそろえています。
音声コーデックは「AAC」に対応しており、iPhone、iPadや一部のAndroidスマートフォンでより品質の高い音楽を楽しめることが魅力です。音楽/動画の再生をコントロールできるボタンも備えます。マイクもあるので、テレワーク中のWeb会議にもピッタリです。
バッテリーは内蔵式で、満充電から最長で約15時間連続で使えます。バッテリーの充電に掛かる時間は約3時間ですが、約10分の充電で最長約60分利用できるだけの電力を蓄えられる「急速充電」にも対応しています。
WI-C310のブラックモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!Ankerの「Soundcore Life P3」は、完全ワイヤレスタイプのBluetoothイヤフォンです。ボディーカラーはブラック、オフホワイト、コーラルレッド、ネイビー、ライトブルーの5つから選べます。
周囲の環境に応じたノイズキャンセリング機能を備えており、必要最低限の外部音声を取り込める「外音取り込みモード」も用意されています。専用のスマホアプリを使えば、ノイズキャンセリングモードの選択に加え、イコライザーによる音質調整も行えます(アプリ固有の機能はスマートフォンやタブレットとの接続時のみ利用可能です)。さらに、アプリを使うとイヤフォン本体(ドライバー)を見失った場合に大きな音声を流すことで探せるようにもなっています。
バッテリーはイヤフォン本体とケースのそれぞれに備わっており、イヤフォン単体で最長7時間、ケースとの組み合わせで最長35時間利用できます。イヤフォン本体はIPX5等級の耐水性能も備えているので、ジョギングやウォーキングのお供としても最適です。
Soundcore Life P3のブラックモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!オーディオテクニカの「ATH-CK350iS」は、有線接続タイプのイヤフォンマイクとしてはエントリー製品です。カラーはブラックを始め10色から選べることが魅力です。
ドライバー部分は新設計の10mmサイズのものを採用しており、価格の割に高音質なことが魅力です。マイク部分には簡易リモコンが付いているので、通話の着信や音楽/動画の再生コントロールなども手元で行えます。
なお、このモデルのイヤフォンジャック(コネクター)は3.5mmの4極タイプです。iPhone/iPad、3.5mmオーディオジャックを備えないAndroid端末やパソコンでは「オーディオ変換コネクター(アダプター)」が別途必要となるので注意してください。
ATH-CK350iSのレッドモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!外で音楽を聞いたり会議に参加する際はイヤフォンマイクがあると便利ですが、長時間装着していると耳に負担が掛かります。かといって、スマートフォンやタブレット、特にエントリースペックのモデルのスピーカーは音量に物足りなさを感じる場面も少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、外付けして使う「ミニ(ポータブル)スピーカー」です。「ミニ(小さい)ということは、音量が小さかったり聞き取りづらかったりするんでしょ?」と思いがちですが、吟味すれば手頃でも音量が大きく聞き取りやすいモデルも見つかります。
ソニーの「SRS-XB12」は、シングル(モノラル)タイプのアクティブスピーカーで、Bluetoothによるワイヤレス接続と有線による接続の両方に対応しています(※1)。ボディーカラーはブラックを含む6色から選べます。
アウトドアでの利用も想定しており、IPX7等級の防水性能とIP6X等級の耐じん性能を備えています。木の枝などに引っかけて使う際に便利なハンドストラップも付属しています。ワイヤレス接続時は手元のボタンでスマホやタブレットの音楽/動画の再生コントロールを行える他、このモデルを2台用意することでデュアル(ステレオ)スピーカーとして利用できる「Speaker Add機能」もあります(※2)。
電源は内蔵バッテリーから取るようになっており、満充電から最長16時間の連続稼働が可能です。充電は、本体のMicro USB端子から行います。マイクも内蔵しているのでハンズフリー通話にも使えます。防水性能を生かして、バスルームやキッチンで使うのも“アリ”でしょう。
(※1)有線接続時には3.5mmオーディオコネクターを備えるオーディオケーブルが必要です(※2)Speaker Add機能を利用する場合、Bluetoothオーディオのコーデックは標準の「SBC」にのみ対応します(単体利用時はSBCに加えてAACにも対応します)
SRS-XB12のレッドモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!ロジクールの「Z200n」は、ステレオタイプのアクティブスピーカーで、有線接続にのみ対応します。ボディーカラーはホワイトとブラックから選べます。
ドライバーはスピーカー1本当たり2基を備えており、特に低音の再生に強みを持っています。音声入力は2系統備えており、3.5mmオーディオジャックを備える複数の機器を同時につなぐことが可能です(※3)。ヘッドフォンジャックも備えているので、手元でヘッドフォンやイヤフォンを接続できることや、ボリュームコントロールを手元で行えることも魅力です。トーン調整もできます。
電源はコンセントから取るようになっており、ACアダプターも付属しています。
(※3)2つ目の音声入力は3.5mmジャックとして右スピーカーの正面に付いています。この入力ジャック用のオーディオケーブルは付属していないので、必要に応じて購入してください
Z200nのホワイトモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!JBLの「JBL GO 3」は、シングル(モノラル)タイプのアクティブスピーカーで、Bluetoothによるワイヤレス接続にのみ両方に対応しています。ボディーカラーはブラックを含めた7つを用意しており、中でも迷彩柄の「スクワッド」は個性的です。
先に紹介したSRS-XB12と同様にIPX7等級の防水性能とIP6X等級の耐じん性能を備えており、アウトドアでの利用も便利なのですが、このJBL GO 3は本体にストラップを取り付けてあるので、枝に引っかけるのも楽です。
電源は内蔵バッテリーから取るようになっており、満充電から最長5時間の連続稼働が可能です。充電は、本体のUSB Type-C端子から行います。防水性能を生かして、バスルームやキッチンで使うのも“アリ”でしょう。
JBL GO 3のスクワッドモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!スマホやタブレットではタッチパネル、パソコンならキーボードやマウスでゲームをしている人もいると思いますが、タイトルによっては専用のゲームコントローラーを用意した方が快適にプレイできます。これは最近増えている「クラウドゲーミング」も同様で、特に据え置き型ゲーム機(PlayStation 5など)をプレイする際は必要不可欠なものです。
ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「DualSense」は、「PlayStation 5(PS5)」に付属しているBluetooth接続のワイヤレスコントローラーです。カラーはPS5に標準で1台付属するホワイトの他に5色が用意されています。
「え、DualSenseってPS5専用じゃないの?」と思うかもしれませんが、スマホやタブレット(Android 12以降、iOS/iPadOS 14.5以降)やMac(macOS 11.3以降)とのワイヤレス接続にも公式対応しています(参考リンク)。Windowsパソコンとは、USB Type-Cケーブルをつないだ有線モードで接続可能です。PS5の増設用コントローラーとしてはもちろん、スマホ、タブレットやパソコン用のゲームコントローラーとして用意するのもアリでしょう。
バッテリーは充電式で、USB Type-C端子で接続した際に充電できます。
PS5以外のデバイスでDualSenseをBluetooth接続で利用する場合は、以下の機能が利用できません。
Androidスマホ/タブレットの場合、メーカーや機種によっては上記以外の機能も利用できない場合があります。
DualSenseのホワイトモデル(出典:Amazon)日本マイクロソフトの「Xbox ワイヤレスコントローラー」は、「Xbox One」以降のXbosシリーズ本体で利用できるワイヤレスコントローラーです。カラーは「Xbox Series X」に付属するカーボンブラック、「Xbox Series S」に付属するロボットホワイトの他、ショックブルーとパルスレッドも用意されています。
このコントローラーはBluetoothによるワイヤレス接続やUSB Type-Cによる有線接続にも対応しており、以下のプラットフォームでも利用可能です。複数デバイスでのペアリングの切り替えも容易です。
ワイヤレス駆動する際は、単3形電池×2(試供品が付属します)か専用ーの「Xbox 充電式バッテリー」が必要です。充電式バッテリーを利用する際は、有線接続時に充電できます。
iPhoneやiPadで利用する場合はコントローラーのファームウェアを最新バージョンにアップデートする必要があります。ファームウェアのアップデートについては後述します。
コントローラーのファームウェアを更新する場合は、以下のいずれかの環境が必要です。
(※4)USB Type-Cケーブルは別売です。ただし、カーボンブラックにはケーブルが付属するパッケージもあります(※5)Xbox ワイヤレスアダプターは別売です。ただし、カーボンブラックにはアダプターが付属するパッケージもあります
Bluetooth接続時は、以下の機能に対応しません。ただし、Windows 10/11パソコンの場合はUSB Type-Cケーブル、またはXbox ワイヤレスアダプター経由で接続することで対応可能です。
Xbox ワイヤレスコントローラーのカーボンブラックモデルAmazonで詳細をチェック!スマートフォン、タブレットやパソコンの充電をする際に欠かせない「ACアダプター(充電器)」ですが、特にスマホやタブレットでは付属しないモデルが増加傾向にあります。付属するモデルでも、その機種で“本来の”最大スピードで充電できるスペックを満たさないACアダプターが付属していることもあります。
そこで、今回は最近の機種で急速充電を利用できる「USB PD(Power Delivery)」に対応するACアダプターを幾つか紹介します。
USB PDパソコンを充電する場合、一定以上の出力性能を備えるACアダプターが必要です。機種にもよりますが、30〜45W以上のものを用意することをおすすめします。最小限必要な出力は、パソコンメーカーのサポートサイトなどで確認できます。
Ankerの「Anker Nano II 65W」は、その名の通り65W(20V/3.25A)出力に対応するコンパクトなUSB PD対応ACアダプターで、サイズは約44×42×36mm、重量は112gとなっています。カラーはブラックとホワイトが用意されています。
65W出力のACアダプターとしては非常にコンパクトで、持ち運びも苦になりません。ケーブルは別売ですが、最近のiPhoneはUSB Type-C to Lightningケーブルが付属していますし、USB Type-Cケーブルも以前と比べると手頃になっているので「好きなケーブルを用意していろいろなデバイスの充電に使えることが何よりのメリットです。
Anker Nano II 65Wのブラックモデル(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!エレコムの「EC-ACD05」は、30W(20V/1.5Aまたは15V/2A)出力が可能なUSB PD対応のUSB Type-C電源ポート1基と、12W(5V/2.4A)出力が可能なUSB Type-A電源ポート7基を備えるマルチポートACアダプターです(最大出力は全ポート合計で70Wとなります)。ボディーカラーはホワイトとブラックから選べます。
スマートフォン、タブレットやパソコンの台数が多い場合に便利に使えることがメリットです。USB Type-C電源ポートの出力は最大30Wとなっていますが、Appleの「MacBook Air」など省電力性の高いパソコンであれば充電可能です。
EC-ACD05のホワイトモデルAmazonで詳細をチェック!Belkin(ベルキン)の「BOOST↑CHARGE 30W USB-C GaNウォールチャージャー」は、30W出力に対応するコンパクトなUSB PD対応ACアダプターで、サイズは約39.75×39×40mmとなっています。
コンパクトなACアダプターはコンセントプラグと一体化しているものが一般的ですが、このチャージャーは本体にプラグをしまえるようになっています。コンパクトな上にさらにコンパクトにできることが魅力です。
BOOST↑CHARGE 30W USB-C GaNウォールチャージャー(出典:Amazon)Amazonで詳細をチェック!Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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