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8コメント8件ソニー「STH40D」。見た目に反して(?)18gとかなり軽く、付け心地が安定していてお気に入りの一品です
外音が取り込めるソニーの開放型イヤホン「STH40D」(2018年6月発売)を愛用しています。が、先日やや久しぶりに鞄から引っ張り出して使ってみたところ、ムムッ! 右耳から聞こえる音だけ妙に小さいのです。【写真】シリコンの丸みがかわいい。Pop Skyという薄青に明るいオレンジを組み合わせたカラーも好印象心配性な自分、またつい最近ちょうどいいタイミングで右頭に帯状疱疹を患ってしまっており、右耳に後遺症が何か残ってしまったのかなと思ったんですね。イヤだなあ~耳鼻科の予約取らなきゃなあ~などと反射的に考えてしまったのですが、右側のイヤピースを耳に押し込むとあら不思議、普通に音が聞こえます。よかった、後遺症じゃなかった。しかし一体何故……? と改めて見てみたら、耳元まで伸びている音道管の接合部が割れていました。耳周りは空けたい、ケーブルは欲しいなんてこったい。STH40Dは外音取り込み機能付きイヤホンに対する私のささやかなこだわりをすべて満たしてくれていたイヤホンでした。外せなかったのは次の3つの条件です。1.耳の上にかからないまず耳の上にかからない形であること。メガネユーザーにとって、耳の上は顔の一等地といえます。メガネのつるが載るし、最近はマスクのゴムも。もうこれ以上載せられないんです……というときに、耳穴と耳上を開けつつ普通に音楽も聞けるSTH40Dは耳に優しい存在でした。2.有線であること次に有線であること。「音楽を聞きつつ外の音も聞きたい状態」、特に運動もしない自分の場合それはいつかというと仕事中です。最近はファッション的な視点でも有線イヤホンが見直されているそうですが、かかってきた電話のコール音に反応したり編集部の雑談をひっそり聞いてニヤついたりと、仕事中、環境音的に外の音を聞いておきたい時があります(余談ですが仕事中は、開放型の有線イヤホンと密閉型の有線イヤホン「final E500」を状況により使い分けています)。そんなとき、有線だと一応「コイツ何か聞いてるな」と他の人から見てわかるのが有り難いポイント。髪の毛が耳周りを隠してしまうため、完全ワイヤレスでは「単に人の声掛けを無視する人」に見えかねません。いや実際完全ワイヤレスを使っていて呼びかけに反応できなかったことが何度かあり、慌てて髪をかきあげ「あ、今イヤホン付けてて!」アピールをしたことも過去にありました。また、会社でイヤホンを使うこと自体の頻度はさほど高くないため、完全ワイヤレスでは単にBluetoothの設定や、バッテリー残量を気にかけるのが面倒というのもあります。取り出したらすぐ使いたい。使い終わったらそのまま鞄に放っておきたい。手間をとにかく省きたいのです。3.小型であること端から見て「コイツ何か聞いてるな」状態を作り出すには有線が必要なのですが、かといってオーバーヘッド型ヘッドホンだと重い。見た目的にはバッチリなんですが、普段ヘッドホンをしない人間なので、どうも慣れず長時間付けていられないのです。……とそんな理由(単なる個人のわがまま)からSTH40Dを好んでおり、もう1台買うかーなんて量販店のサイトなどを探したところ、まさか終売していたとは。後継機もありません。そこで有線かつ開放型(外音取り込み機能付き)のイヤホンを探してみたのですが、これが驚きの選択肢のなさ。なんとか見つけたのがambieの「ambie sound earcuffs」で、早速購入しました。イヤーカフ型で外の音が聞こえる有線イヤホンを購入ambie sound earcuffsは、耳たぶを挟み込む「イヤーカフ型」のイヤホン。耳穴はふさがず、音道管が耳穴のすぐそばまでやってきて耳穴に音を流し込む仕組みです。装着してみると、なるほどカフ型という特殊な形状ゆえ装着に慣れやコツが必要そうですが(個人的には耳輪の外から内側に回すように装着するとうまくいきました)、その軽さと外音取り込み具合は、まさに求めていたリスニング体験。耳の上にかぶらない形状なのも魅力かつ、STH40Dと違い直線パーツが無く、より小型で丸い形に収まっているため、持ち運び時の衝撃にも強そうです。ソニーからSTH40Dの後継機が出ないかなあとゆるい希望を抱きつつ、これからambie sound earcuffsを仕事に活用していこうと思います。……などと思っていたら2月16日、ソニーが耳をふさがない完全ワイヤレスイヤホン「LinkBuds」を出してきました! 完全ワイヤレスなので候補外ではありますが、なんだか非常に悔しいです(タイミング的に)。有線モデル、出ませんかねえ……。
村田奏子
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