衰退する漆芸産業で、人気が加速する「金継ぎ」
東北大震災などでたくさんのモノが壊れ失われたことがきっかけに、ゆるやかに人気が上昇してきた金継ぎ。その後コロナ感染症が流行し始めた2020年から、ブームが急加速しています。コロナ禍でステイホームを余儀なくされた2020年末や2021年のゴールデンウィークには、主に器好きの主婦の間でおこもり需要となり、最近では東京オリンピックの影響で日本の伝統文化に興味を持つ外国人が増え、当社の金継ぎキットの海外売上が昨年の3倍以上になるほどです。
なぜつぐつぐが金継ぎ検定コースを始めるのか?
趣味で金継ぎを始める人が多い中、「金継ぎを副業にしたい」「プロになりたい」という意欲の高い生徒からの要望が増えてきました。日本の伝統文化を絶やさず後世に繋ぎ、衰退する漆芸産業を活気づけたいという思いと、金継ぎを極めたいという若い層のニーズをつなげることで、室町時代からあるオシャレでエコな修復技術「金継ぎ」を、現代の新しい常識にしたいと考えるようになりました。
漆芸の世界はとても深く、通常、金継ぎのプロ修復師になり独立するには通常3年程かかると言われています。また本物の漆を使いこなすのは難しく、職人・師匠によっても金継ぎのやり方は様々です。
この複雑な伝統金継ぎのプロセスを体型立て、生徒が金継ぎを上達する指標・モチベーションとして「つぐつぐ金継ぎ検定(初級・中級・上級)」を新たに設けました。集中コースで実際に手を動かして特訓していただくことで短期間で技術を習得できるようにし、1年以内に自信を持てる金継ぎ師を輩出したいと考えています。
東京金継ぎ教室 つぐつぐ
スクールの内容つぐつぐでは1コマ90分の金継ぎ教室を、午前・午後・夜の週12コマという業界でも最多の頻度で、東京広尾の店舗で週5日(月・水以外)開講しています。火曜日は18:00からの夜のコースもあり、お仕事帰りに受講可能です。月・水曜日にはオンライン金継ぎ教室を、日本全国・および海外に向けて開講しています。どのコマを受講されても体型だった同じ金継ぎ手法が学べるので、忙しい方も都合に合わせて参加しやすいのが特徴です。また1講座の生徒定員は最大6名までなので、先生が参加者1人1人の金継ぎを丁寧に指導できる体制を整えています。
つぐつぐのノウハウ金継ぎには、職人・師匠・地方によって様々なやり方があり、金継ぎのハウツー本によっても一つとして同じ手法で書かれているものはありません。また伝統技術であるがゆえ、なかなか手に入りにくい材料があったり、漆はとても扱いにくいので、漆芸は奥が深いです。それが独学で金継ぎをマスターしようと思ってもなかなか上手くいかない要因かもしれません。つぐつぐを設立した代表の俣野 由季(またの ゆき)は、金継ぎに最初に興味をもったとき、複数の金継ぎ教室に通いつめ、金継ぎ本を全てを読破し、仕事をしながら自宅で金継ぎを練習する日々を送りました。遠回りしながらも熱意だけで、8ヶ月でお免状を取得しました。それでも今の自分の知識と技術に満足することはなく、現在も漆芸の勉強を続け、経験を積んで、少しでもわかりやすい方法で世の中に広めようと努力しています。その代表のとても長い回り道を体型立て、つぐつぐの生徒には無駄なく最短で楽しく学んでほしいと考えています。これまで、つぐつぐが販売する大人気の金継ぎキット「つぐキット」のご購入者様や、オンラインと東京・広尾の金継ぎワークショップの生徒様から、数多くのフィードバックをいただきました。その内容を徹底的に分析することで、この度「つぐつぐ金継ぎ検定」を完成させました。そしてやる気のある方限定で、この検定コースを開始することにいたしました。つぐつぐのお教室には、金継ぎに必要な全ての道具・材料・本・設備が整っています。また、つぐつぐでは実際に壊れた器の修理も受け付けているので、特殊な器や破損状態を見ることができ、修復法の知識も広がります。職人さんの色々な金継ぎ技法を比較して、それぞれ手法の良さもわかった上で、コアとなる理論と実践から学んでいける金継ぎ検定コースは、つぐつぐにしかないと自負しています。実際に、つぐつぐが金継ぎ教室を始めて約半年で、2名の若き上級者を輩出しました。彼女たちは今、つぐつぐ認定プロ金継ぎ師の資格取得のため、さらなる研修と特訓に励んでいます。
<つぐつぐ金継ぎ検定コース詳細>対象者
金継ぎを短期間で上達させる、やる気のある方(先着5名様まで)
場所東京金継ぎ教室 つぐつぐ東京都渋谷区恵比寿2-21-2 akikito apt. 1階(日比谷線 広尾駅から徒歩8分、JR/日比谷線 恵比寿駅から徒歩12分)
時期2021年8月から開始習得にかかる時間(目安)金継ぎの上達には、適切な指導に加え、練習にかける時間が大切だと考えています。代表の俣野は、自身の経験などを元に、金継ぎ検定初級~上級までにかかる最低時間を約100時間と考えています。これはあくまで「上級」を取得するまでの時間であり、「プロ」として実際のお客様のさまざまな器の破損に対応できる自信をつけていただくには、さらに約100時間は必要と考えております。(そのため検定上級取得者には、つぐつぐ認定プロ金継ぎ師を目指す特訓を受ける権利が得られます)週3回のつぐつぐ金継ぎ検定コースを受講すれば、最短で約半年で上級を取得でき、さらにあと半年でつぐつぐ認定プロ金継ぎ師になれるという計算になります。(あくまで、理論上の計算で、個人差があります)また、つぐつぐで学んだことを自宅でも練習・復習していただければ、さらに早く上達できると考えています。ご自身の努力と、時間の調整能力が必要になりますが、通常プロ金継ぎ師になるには3年はかかると言われているところを、その3分の1の期間である1年以内にできるようになるのは、大変価値があることかと思います。是非金継ぎを通して、自信がもてる新たな生き方へのサポートができればと考えております。開講日時・担当講師の詳細は下記のページをご覧ください。https://kintsugi-girl.com/7700/
金額と受講回数週3回の受講で月5万円(税込)、1講座90分金継ぎが上達するのに必要なことは「質 × 時間」だと考えていますが、 週3回で月5万円ポッキリというコースは、業界中でも大変コスパが良いのではないでしょうか。金継ぎは、練習すればするほど上達するということが、代表自身の経験からも、これまで育ててきた生徒の例からも分かっています。趣味として金継ぎ教室に参加される生徒さんは、週1回や、2週に1回の頻度の方が多いですが、より早く上達したい熱意のある方には、さらに多く通っていただく必要があると思っています。ただし金額と受講回数について、下記にご留意ください。
月によって28-31日と日数の変動がありますが、週3回なので、日数の少ない2月でも最低12回/月は参加できます。日数の多い月ですと最大15回/月の受講ができます。つまり、月18時間~22.5時間も、先生の指導下で金継ぎできる環境が整います。つぐつぐ金継ぎ検定とはがむしゃらに努力して金継ぎするのではなく、学ぶ内容を体型立てて、自分のレベルの現在位置を確認しながらレベルアップしていただけるよう、この度「つぐつぐ金継ぎ検定」を作りました。初級・中級・上級がありますが、検定内容は参加を希望される生徒のみに公開しています。今回募集する限定5名のコース参加者には、是非フィードバックをいただきたく、皆様のお声をもとに今後検定内容を見直し、どんどん良いものにしていきたいと思っています。上級取得者には、つぐつぐが発行するCertificateを出すことも可能です。(別途料金)ただしご承知おきいただきたいことがあります。漆芸・金継ぎは大変奥が深く、検定上級取得者と職人さんでは、レベルが違います。そのため上級を取得された方でさらに技術を極めたい方にのみ、通常出会うことが少ないような修復ケースや、陶器ではなくガラスの金継ぎも学んでいただける、つぐつぐ認定プロ金継ぎ師の資格取得への指導が可能です。たくさん金継ぎの練習をするための割れた器をお持ちでない方も、ご安心ください。つぐつぐでは割れた器の「金継ぎアップサイクル・プロジェクト」を行っており、SDGsに関心のある企業様からたくさんの壊れた器のドネーションをいただいております。そのため、不要に新しい器を割ることなく、壊れた器をご用意できます。割れた器アップサイクルプロジェクトの詳細は下記のページをご覧ください。https://kintsugi-girl.com/7294/
つぐつぐ金継ぎ検定コースで期待する成果
人にも環境にも優しい金継ぎ。買い手よし、売り手よし、世間よしの「三方よし」で、つぐつぐは金継ぎを通じて世の中をもっと良くしていきたいと思っています。金継ぎ検定コース受講方法つぐつぐ金継ぎ検定コースをご希望・ご検討の方は、下記までご連絡ください。東京金継ぎ教室 つぐつぐ〒150-0013東京都渋谷区恵比寿2-21-2 akikito apt. 1階メール:info@kintsugi-girl.com電話:03-6879-0940(できるだけメールにてご連絡ください)
会社について
東京金継ぎ教室 つぐつぐは、株式会社つぐつぐが主催する、東京・広尾にある金継ぎ教室(兼、本社)です。私たちは金継ぎを通して、器・人・伝統をつなぎ、新しい価値・新しい体験を提供しています。
会社サイトhttps://kintsugi-girl.com/日本の通販サイトで1位を多数獲得している金継ぎキット「つぐキット」 https://shop-kintsugi.com/
ご応募お待ちしております。
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