骨伝導イヤホンをオススメし続けて一年、とうとう新機種が出た
2021年はShokz(2021当時のブランド名は「AfterShokz」)の骨伝導イヤホンを真顔でオススメし続ける一年でした。「耳を塞がない」ってだけでWeb会議も屋外でのランニング/ウォーキングもラクになったからです。たとえば、Web会議で自分が話すとき。骨伝導イヤホンは耳を塞がないから、自分の声がアタマに響きません。それだけで話しやすさが一気に上がるんですよね。(あと90分の打ち合わせでも耳が蒸れない)
そして、屋外で骨伝導イヤホンを使って音楽を聴くとき。同時に後ろからやってくる自転車の気配がわかったり、風の音が聞こえたり、それだけで安心できました。サンキュー骨伝導!
そんなShokzから新しい骨伝導イヤホン「OpenRun Pro」が出ました。こちらは「Aeropex」の後継機。どこがどう良くなっているのか気になる。ということで、メーカーさんからお借りして使ってみました。
GREEN FUNDINGにてクラウドファウンディングを実施中で、15%OFFの2万298円などのプランを展開しており、プロジェクト期間は2月21日までです。
つけ心地は相変わらず軽い!
まずは先代のAeropexとの見た目の比較から。パッと見は「一緒じゃん?」って思うのですが、少しずつ違います。
別の角度から並べると違いがよくわかります。OpenRun Proのほうが小さくなってます。
OpenRun Proを装着するとこんな感じです。
長時間身につけてもカチューシャのように頭が痛くなることはないですし、キツすぎずユルすぎず、らくちん。メガネやマスクを耳にひっかけた状態でも違和感なく使えます。メガネについては、太めのセルフレームでも、細めの金属フレームでも私は問題なしでした。(それにしても、耳っていろんなものを引っ掛けるのにちょうどいいパーツですね)
首の後ろのバンドはチタンでくにゃっと曲がります。ただ、ヘナヘナではないぶん、仰向けになったり、背もたれに体を預けて座ると、ワイヤーが当たって違和感があります。ということで、ベンチプレスやシートに座っての筋トレには不向きです。まあ、筋トレ中に隣のマッチョの「ふん!」みたいな掛け声を聞きたいとも思わないので、ジムではノイキャンのワイヤレスイヤホンを使っています。
ケースはこんな感じです。
OpenCommのずんぐりとしたハードケースに慣れきった身としては「うすいのに頑丈じゃん!」と思いました。
開けるとこんな感じ。
薄くてもいいところはなるべく薄く、でもガッツリ守りたいところはしっかり守りたい……っていうShokzの思いが伝わってきます。
ベースがちゃんと聴こえて、ピクミンの花植えもはかどる
さて、肝心の音について。ここが一番変わりました。今までの機種でも「最近の骨伝導イヤホンってこんなにキチンと聴こえるんだね」と褒める人は沢山いましたし、私も気に入っていました。OpenRun Proはそこからさらに音がよくなっています。
具体的に言うと、ベースのフレーズがちゃんと聴こえますし、ドラムもドンドン鳴ってます。
今までの機種は少しだけぺこぺこと薄い音だったんですが、OpenRun Proは、そのぺこぺこ感がない。Daft Punkの「Get Lucky」がダンサンブルに聴こえますし、細川たかしの「北酒場」はちゃんと細川たかしが経験豊富なバンドを従えて歌ってるな〜って感じる。(Aeropexの名誉のために補足しますが、もともと、Aerpexでも細川たかしの圧倒的歌唱力はキレイに味わえるんですよ!とくに伸びやかな高音!)
特に個人的に「いいわ!」と思ったのはスマートフォンゲームの「ピクミン ブルーム」とOpenRun Proの組み合わせです。ピクミン ブルームの花植えモードの音楽が大好きなんですよ。あの可憐な音楽をずーっと聴きながらお散歩してたい。で、OpenRun Proは花植えモードの音楽で使われているいろんな楽器の可愛らしさがよく伝わってきます。木琴もピアノもフルートもみんなちゃんと可愛い。しかも骨伝導イヤホンですから、外の音も聴こえて安心。完璧です。
静かな室内でも音漏れがわからない
音漏れについても、OpenCommやAeropexより音漏れしづらいです。さすがに爆音にして半径30cmくらいまで接近すると聴こえますので、電車や地下鉄での使用はあまりオススメしませんが、外歩きや室内ではまったく問題なしです。
とくにシーンとした室内で1メートルほど離れていてもOpenRun Proで相手が何を聴いているのか全然わかりませんでした。ってことで、「ステレオを小脇に抱えて歩いてる人」とか「シャンシャン音漏れしまくってる人」とは思われません。安心してランニングやウォーキングでご活用ください。
音声通話にも便利
OpenRun Proで音声通話も試してみました。なんの不自由もなく会話ができます。通話に特化しているOpenCommと使い分けてみましたが、聴いてる側は「同じくらいちゃんとよく聴こえるよ」とのことでした。
そのほかの進化点として、バッテリーは音楽再生最大10時間になりました(Aeropexは8時間)。急速充電に対応し、5分の充電で最大1.5時間の使用が可能です。サイズはAeropex比で20%の小型化を実現。重量は29g→26gに軽量化されています。
ということで、骨伝導イヤホンのなかでも万能タイプの機種です。音楽がより音楽らしく聴こえますし、装着感は相変わらずとてもいい。オススメです。
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