東南アジアの配車サービス大手企業 Grab がシリーズ H ラウンドで10億米ドルもの資金を調達してから5ヶ月、同社はさらなる調達を目指して交渉を進めていることが FinanceAsia の報道により明らかになった。
Grabは東南アジアでのサービス拡充を目指して追加で10億米ドルを調達する交渉を進めています。
同記事(有料コンテンツ)は社長の Ming Maa 氏の発言を引用しつつ報じた。
Grab は4月、OppenheimerFunds、Ping An Capital、Macquarie Capital、Lightspeed Venture Partners、Mirae Asset-Naver Asia Growth Fund、Cinda Sino-Rock Investment Management、All-Stars Investment、Vulcan Capital から10億米ドルを調達した。資金の大半はインドネシアでのサービス拡充に用いられる模様。この地で同社は主要ライバル企業の Go-Jek と熾烈な競争を繰り広げるとみられる。
Grab はその2ヶ月後にトヨタ自動車との提携を発表し、東南アジアでの新たなモビリティの採用を促進するためにコネクテッドカーの分野で既存の協力関係を強化・発展させるとした。同社はトヨタとの提携により、テレマティクスをベースとする保険、金融プログラム、予測的メンテナンスといった「Toyota Mobility Service Platform(MSPF)」でのコネクテッドカーサービスがいかにして Grab プラットフォームのドライバー体験を豊かにするかという観点で協業していく。
2012年設立の Grab は様々なオンライン・ツー・オフライン(O2O)分野に進出し、食品配送、小荷物配送、モバイル決済、金融サービスなどを提供している。現在はシンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジアでサービスを提供している。
【via e27】 @E27co
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