引き続き世永玲生のベストバイです。
DALIのスピーカーの記事にも書きましたが、2020、2021となんだかコンサバティブな購入志向になっていて、本来の自分が好みとしてた「人柱」的なガジェット購入や新しいものチャレンジが段々減って来てた気がします。
一方で、懐かしいものに関する消費欲求はわりとたかった気が。後は、リピ含めた価値が保証されている物。周りの人をみていても、「人柱属性」の友人・知人の中で変化が起こっている様な雰囲気・・・
さてそんなムードの中「懐かしいもの」を買っちゃいました。
最近「アストロシティミニ」の続編の「アストロシティミニV」や「カプコンアーケードスタジアム」といった昭和40年代生まれの「おじさん」達にはたまらないリリースや発表が続いてます。
そんななか紹介したいのが「火吹山の魔法使い」。
2019年の作品で、度々セールになっているので、この記事が出るころにはまたセールになってるかも。
それならば間違いなく即ポチです。
このゲームが気になるなら、続きを読め。もちろんキミは、読まずに引き返してもよい。
火吹山の魔法使い(マイニンテンドーストア)
快適かつ緊張感!ページをめくらずに、サイコロも振らなくていい!
僕が子供の頃にはほとんどの同級生の男子のノートには端っこにオリジナルゲームブックが書かれてたものです。面白いゲームを作れる子はそれだけで人気者に。そんな時代でした。
ファイティング・ファンタジーの原典である「火吹山の魔法使い」は、そんな時代に同級生は皆もっていたものでした。
このSwitch版「火吹山の魔法使い」がデジタルゲームとして復活した作品です。ページ送りやサイコロが自動化された点がかなり熱い。
僕らが子供の間はサイコロで悪い目が出たら振り直したり、やりたい放題をしてました。
それらが抑制されるだけでもゲームとしてのやりごたえが増してます。
また、最適な選択肢も小説程度の厚さの本だと、十数回遊ぶと覚えきってしまったのですが、公式曰く「数千の選択肢」と、様々な要素が自動化され快適になった分、ボリュームが増しています。
原作を超える体験
「火吹山の魔法使い」Switch版では、プレイヤーを1人選びプレイします。
それによって、シナリオや分岐が異なります。
キャラクターごとに「火吹山」に挑む理由も異なります。
これが中々に熱い。
子供の頃は「冒険者」として、小学生がいきなり気分だけ「冒険者」になって、火吹山に挑んでだたわけなのですが、今回は「ロールプレイ」すべき対象が与えられます。
RPGの重要要素として僕は個人的に「役割」をプレイする所がはずせません。その「役割」によって、シナリオやゲームマップの感じ方に影響が及ぼされるなら満点。
火吹山に挑んできた「数々の冒険者」のロールプレイが楽しめるわけです。
また、本作はキャラクター毎に原作にはなかった「特技」を持っているのも、新しい点です。
よりそのキャラクターの「個性」を脳内補完しやすくなっています。
更に「運」や「技術」など、分岐の際の条件に関わるスキル値も、キャラごとに異なります。
うん、これはボロボロになるまで遊びこんで、思い出補正された「火吹山の魔法使い」を超えた体験です。
蛇足ではない追加要素が極めていい。
原作愛が凄まじい上に、ちゃんと「必要な」近代化改修がされている!
そんな匂いがプンプンしてます!
ネタバレなしのプレイガイド
基本的に選択式のアドベンチャー+ボードゲーム&SLGライクなバトルモードなので、悩むことはあんまりないと思うんですが、僕も最初に疑問に思ったことを最後に。
ニューキャラの開放は「魂」が必要なのですが、こちらはプレイの度にカウントされています。
また、追加要素として本作ではセーブポイントと復活が設けられているのですが、復活の際にはこちらで休憩した際の状態からのスタートになります。
ゲーム内では、途中の「とある地点」までの金貨の数が重要だったり、終盤までにいかに復活の残数があるかが攻略のポイントです。
つまり、途中で詰んだとおもったら、メニューに戻って「新しく始める」を選んでも特に不利益はないわけです。
敢えてマイナス点を挙げるとしたら、ローディングが長いのとたまにクラッシュや表示が乱れるところですがそれらを差し引いてもこれは名作。買って損なし。
セールを見かけたらマストバイ!そうでなくても気が向いたら是非遊んでみてください。後悔はしないはずです。
火吹山の魔法使い(マイニンテンドーストア)
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