サムスンブースでもっとも大きくフィーチャーされている言葉は、「UHD(4K)」と「CURVED」の2つ。さらにそれらを組み合わせたような製品も多数登場している。4Kディスプレイが目立っていたのは昨年のCESも同様だが、CURVED=湾曲画面のディスプレイがこれだけ多く展示されたのは今回のCES、そして同社ブースが初めてだ。
サムスンブースのエントランスでは、世界初の湾曲画面4Kテレビを強くアピールしている世界初と同社が主張する、4K解像度で湾曲画面のテレビは105インチの21対9モデルのほか、16対9モデルは78インチ、65インチ、55インチの3サイズを用意した。これらは市販する予定だが、発売時期や価格は現時点では未定とのことだ。右が78インチ、左奥が65インチの湾曲画面4K液晶テレビさらにこれも世界初となるのが、PC用のモニターも湾曲画面のものを用意した。デモではFPSゲームを表示していたが、たしかにFPSであれば、より没入感が高まる湾曲画面は意味があるかもしれない。他には湾曲画面のモニターを3台並べ、ドライビングシミュレーターを楽しむデモも、湾曲画面ならではの臨場感が楽しめた。世界初という湾曲画面のPC用モニター3台並べてドライビングシミュレーターを遊ぶと湾曲画面のメリットを実感できたまたプレスカンファレンスで発表して報道陣の度肝を抜いた、ボタン一押しで平面画面と湾曲画面を切り替えられる「Bendable」テレビも展示。詳細はまだ明らかにされていないが、ユニークかつ実用的な試みのため、今後の積極的な開発を期待したい。ボタン一押しで平面画面と湾曲画面を切り替えられる「Bendable」テレビ画面を極限まで曲げた、技術的アピールの意味合いが強そうな「パノラマ」テレビも公開していた。サイズは105インチ。一目で見て「曲がってるな」と強く感じさせるほど湾曲しているため、来場者のウケは良かったが、実際の効果はどうだろうか。ここぞとばかりに曲げまくった(?)105型の“パノラマ”テレビそのほか、98インチの8Kテレビや55インチのグラスレス3Dテレビなど、試作機は盛りだくさん。同社の高い開発力が、試作機の幅と数からも実感できた。55インチのグラスレス3Dテレビ曲げたのは4Kテレビだけではない、通常のフルHDテレビも「Curved」シリーズを各サイズでラインナップしている。ここまで徹底的に湾曲画面を押しているところを見ると、どうやらサムスンは「Curved」テレビを市場で流行らせようと本気のようだ。まだ日本メーカーは湾曲画面テレビに対して静観の構えを保っているが、これが吉と出るか凶と出るか、今後の市場の反応に注目したい。そのほか4K関連では、豊富な4Kコンテンツが同社4Kテレビで楽しめることをアピール。ComcastのXfinity、DIRECTV READY、amazon instant video、Netflix、NATIONAL GEOGRAPHIC、M GOなどの4Kコンテンツが視聴できる。4Kモニターも2種類展示されていた。写真はUD970で、Adobe RGB比99%という高い色再現性を実現こちらも4Kモニター。ミニマルかつスタイリッシュなデザインを採用しているカメラでは、今回のCESにあわせて発表されたスマートカメラ、「Galaxy Camera 2」や「NX30」を中心に展示。アプリを使って様々なスマート機能が利用できる。「Galaxy Camera 2」「Galaxy Camera 2」の画面部「NX30」「NX30」とタブレットを接続したデモさらにタブレットでは、これもCESにあわせて発表された「GALAXY Tab Pro」と「GALAXY Note Pro」を展示した。「GALAXY Tab Pro」は8.4インチ、10.1インチ、12.2インチの3サイズを用意。用途に合わせて選ぶ事ができる。プロ仕様のため、最大4つのウインドウを分割表示し、マルチタスク作業をしやすくしているほか、ホーム画面なども工夫した。「GALAXY Tab Pro 10.1」「GALAXY Tab Pro 8.4」カテゴリー
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