長らく噂されているAppleの複合現実(MR)ヘッドセットですが、登場がかなり近いことがモルガン・スタンレーのアナリストから新たに報告されています。
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海外メディア『Investers』が発見したレポートの中で、モルガン・スタンレーのアナリストは、AppleのMRヘッドセットについて「何年にもわたるノウハウの蓄積と数々の挫折を経て、登場が近づいている」と報告しました。
Appleは最近、ハードウェア、入力機構、ユーザーインターフェースなど、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)に関連する膨大な数の特許を公開しました。テック系メディア『MacRumors』はこれについて、2014年末に発表される前の『Apple Watch』の兆候と一致していると指摘しています。
例えば最近では『Apple Watch』のような手首に装着するデバイスを、ヘッドマウントディスプレイを通して「手を仮想的に表現したり、ジェスチャーをユーザーの入力として受け取り、解釈するために使用する」ようにする特許という特許が通過しています。
『MacRumors』によれば、アナリストは「Appleのアイウェア市場への参入は、テクノロジーが一般化・普及していく中で、この分野全体のゲームチェンジャーとなるでしょう」とも書いていたとのこと。
別のAppleに詳しいアナリストのミンチー・クオ氏は、Appleの複合現実ヘッドセットは、2022年後半から2023年前半に発売され、その後2023年から2025年の間に別のスマートグラスのデバイスが発売されると述べています。他にも様々なリークが登場しており、近いうちにAppleが本格的にAR・VR市場へ参入することはほぼ確実です。
ライバルになりそうなのが元Facebookである“Meta”です。同社はAR・VRの端末でアクセスできる“メタバース”と呼ぶ仮想空間を作り、新しいビジネスを生み出そうとしています。同社のマーク・ザッカーバーグCEOはこの分野にかなりの意欲を見せており、社名を変更したことからもその本気度が伺えます。
AppleのMRヘッドセットはMetaの計画とも親和性があるように思えますが、FacebookとAppleは様々な問題で対立を深めており、最終的にはAR・VR市場においての競合となる可能性が高いでしょう。Appleの新プロダクトがどのような未来を見せてくれるのか、楽しみにしたいところです。
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