「スマートタグ」や「紛失防止タグ」があると、荷物の置き忘れを防いだり、紛失した物を探して見つけやすくしてくれます。
「MAMORIO」(出典:Amazon)2021年はApple製品の登場で市場が沸きましたが、ほかにも多種多様なスマートタグ/紛失防止タグが展開されています。注目の製品についてチェックしていきましょう。
この製品ジャンルにはさまざまな呼称があります。「紛失防止タグ」をはじめ、「スマートタグ/スマートトラッカー」「Bluetoothトラッカー」など、メーカーや製品によってバラバラです。
「AirTag」一般的に同ジャンルの製品は、スマートフォンと接続して利用します。製品単体ではGPSの位置情報を取得できないので、接続したスマホの機能によって位置情報を取得する仕組みとなっています。
スマートタグ/紛失防止タグを装着したモノ(例えば、家のカギなど)を紛失した場合に、こうした位置情報を確認します。製品によっては、スピーカーを備えており、音を鳴らして正確な位置を探ったりできます。
スマートタグ/紛失防止タグはデザインも大きさもいろいろです。
「Tile Mate」(出典:Amazon)代表的なものとしては、かばんなどのポケットに忍ばせておける碁石のような円形型、キーホルダーに装着できるコンパクト型、財布などに収納しやすいカード型、ノートパソコンやリモコンなどにくっつけておける貼り付け型などなど。
機能にも差があります。大きなところでは、紛失を未然に予防する機能があるかどうかです。タグが手元から離れたときにスマホにアラートを表示してくれる機能の有無を確認しておきましょう。
また、多くの場合は電池交換に対応していますが、製品によっては、電池交換ができない場合もあります。長期間使い続けたい場合には、電池交換対応型の製品を選択しておくと、結果的に費用を抑えられます。
製品によって大きな差が出てくるのが、スマホとの接続性です。
「Qrio Smart Tag」(出典:Amazon)スマホと安定した接続が行える製品の方が優れているのは言うまでもありません。接続が不安定では、いざという時に役に立たない可能性もあります。製品の多くは、スマホとの接続が途切れた際の位置情報と時間を記録する仕組みがベースとなります。
一歩進んだ製品では、同じ製品を利用しているユーザーが近くを通ると、そのスマホのネットワークを利用して、位置情報が分かる――という機能があります。
例えば、電車の中に忘れ物をしてしまった場合、近くに同シリーズの製品を使うユーザーがいれば、位置情報が更新されるというわけです。この場合、ユーザー数に応じて、紛失物の発見しやすさが変わってきます。
「AirTag(エアータグ)」はAppleが発売した「iPhone」シリーズと相性抜群のスマートタグです。
「AirTag」iPhoneなどの「探す」アプリを活用して、正確な位置情報を把握できるほか、U1チップを内蔵したiPhoneから捜索する場合には付近にあるAirTagまでの距離と方角までも細かく表示されるのが特徴です。
バッテリーはコイン型電池で約1年間利用でき、ユーザーの手で交換可能。価格は1つ3800円(税込、以下同)、4つセットで1万2800円。鍵やかばんに装着したい場合は別売のホルダー型アクセサリーが必要です。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック「MAMORIO(マモリオ)」はキーホルダーに取り付けやすいサイズとデザインの紛失防止タグです。
「MAMORIO」(出典:Amazon)タグがスマホから離れると通知して置き忘れを防止できる機能などがユニークです。現在は第3世代(MAM-003)に進化し、価格は1つ2480円です。
そのほか、電池交換タイプの「MAMORIO RE」(3480円)、シールのように貼り付けられる「MAMORIO FUDA」(2980円)、ボタン型で縫い付けられる「Me-MAMORIO」(4500円)、薄いカードタイプの「MAMORIO CARD」(5980円)など、製品バリエーションが豊富。目的に応じて適した製品を選択しやすい製品です。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック「Tile Mate(タイル メイト)」は米Tileが展開する世界230以上の国や地域で利用されているタグです。
「Tile Mate」(出典:Amazon)紛失したTile Mateの位置情報を確認できるのはもちろん、スマホから音を鳴らすことができて探し物がはかどります。逆にTile Mateからスマホの音を鳴らすという機能もあります。
主な製品としては、「Tile Mate(2020)電池交換版」(2455円)のほかに、最大接続距離を強化した「Tile Pro(2020)電池交換版」(4041円)、財布などに入れやすい薄型タイプの「Tile Slim」(3736円)などがあります。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック「Qrio Smart Tag(キュリオスマートタグ)」は、スマホで鍵を開け閉めできるスマートロックも手掛けるメーカー「Qrio」の製品です。
「Qrio Smart Tag」(出典:Amazon)スマホのGPSからタグの最終位置をさかのぼり、紛失時の大まかな場所と時間を確認できます。スマホからタグのブザーを鳴らすだけでなく、逆にタグからスマホの音を鳴らすことも可能です。
タグからのスマホの操作では、カメラのシャッターや音楽プレイヤーを操作したりもできます。販売価格は2000円前後です。
Amazonで詳細をチェック楽天で詳細をチェック「LEPLUS Mikke(ルプラス みっけ)」は、スマホとタグが離れた段階でアラームを鳴らしたり、最後に接続していた場所を確認できるタグ。他のMikkeユーザーが近くを通った場合には、位置情報が更新されます。
「LEPLUS Mikke」(出典:Amazon)Mikkeのボタン操作でスマホのアラームを鳴らし、家のなかで無くしたスマホの逆探知が行えます。また、リモートシャッター機能にも対応します。
Mikkeはストラップ取り付けタイプで1987円。貼り付けタイプの「Mikke pitat」(1915円)もあります。どちらも電池交換が可能です。
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