社会人ともなると忙しい毎日の中で積みプラが増えてしまいがち……。そんなあなたに代わって、ロボット&プラモデル大好き声優の泰勇気がプラモデル製作に挑戦するのが、この連載!
コンセプトは「忙しい社会人でも、週末の休みを使えばここまでできちゃうよ」。ルールは素組みで、1~2日の制作期間の2点のみ! この連載を読めば、きっとあなたの作ってみたいプラモデルと出会えるはずだ。
というわけで、「声優・泰勇気の週末プラモ!」。第39回スタート!
第38回 SMP「太陽の勇者ファイバード」
今回は、2021年に30周年を迎えた「太陽の勇者ファイバード」より、「武装合体ファイバード」がバンダイキャンディ事業部のSMPシリーズから発売となりましたので、ここにご紹介!!
ここ数年「超勇者展」といったイベントが開催されたり、その情報番組「超勇者インフォメーション(MC:泰勇気)」が配信されたり、各社から新製品の発売が続くなど、がぜん盛り上がりを見せている勇者シリーズ。この勢いの中で登場したのが、SMP「武装合体ファイバード」です。
では早速ご覧ください! まずはパッケージから。
本シリーズは全3種類ですが、ナンバリング部分以外は同じデザインのパッケージとなります。
正面にはSMP「武装合体ファイバード」の描き下ろしイラスト!
背面にはCGなどを使った劇中のイメージ画像。
天面にはファイバードに合体するアンドロイド(火鳥勇太郎)の姿が描かれています。
3種類の内訳はこのような感じ。1と2だけでもノーマルファイバードは完成しますけど、やっぱり武装合体させたいですよね。
「1」 の構成はこちら。シールは1枚だけ。黄色い部分は金色の成形色になっています。
「2」の内容。ファイアージェットの後部を構成。一部塗装済みパーツあり。
「3」はフレイムブレスターとアンドロイドのパーツなどが入っています。炎のエフェクトパーツが胸熱!
さすが変形と合体をこなすメカだけあって、とても凝ったパーツ構成となっており、素組でも意外と時間がかかりました。
ですので、ひと箱ずつ目標を決めて組み立てていったほうが、スムーズに完成させられると思います。
そして、完成させたのがこちらになります!
ファイアージェットとアンドロイド、アンドロイド(小)、ブレイムブレスター、フレイムソードとエフェクト、各交換用手首と見栄え用頭部、そして今後予定されている最強合体に使用するため、大切に保管しておくべきジョイントパーツになります。
まずはファイアージェット。
劇中のスタイルをしっかりと再現しております。
天野博士は変形するように設計していなかったようですが、組み立てている間もどのように変形するのかほとんど想像できませんでした。食玩とは思えない設計です! ワクワクしますね。
前後に伸びる機体のシルエットから、音速も楽に超えていきそうな印象。
対して後ろから見ると、とても力強い印象。
ノーズと機体後方下面には開閉可能なランディングギアがあります!
ランディングギアはご覧のとおり、しっかりと機体を支えます。ファイアージェットって、意外と大きな戦闘機ですね。
機体中央下面にはジョイント穴があるので、市販のベースなどを使えば飛行状態での展示も可能です。航空機としてしっかり仕上げて飾るのもありですね。
コクピットのキャノピーは開閉が可能で、中にアンドロイド(小)を格納することができます。
武装の展開ギミックは後方に集中しており、ミサイルやキャノン砲などが展開します。
機首の中にはフレイムソードの柄を収納可能。劇中でもここがフレイムソードの格納場所になっていました。
続いてフレイムブレスター!
支援戦闘機ということで、一応コクピットらしきキャノピーもありますが、基本的には無人機でしたね。
キャノピー部分は武装合体ファイバードモード時に腰にあたる部分になるので、お好みでクリアではないパーツも用意されており選択が可能です。
こちらも下面のジョイントに市販の台座が接続可能なので、飛行状態で展示が可能。
もちろんフレイムブレスターはファイアージェットに合体可能! いや~「勇者ロボ」って感じしますね~。
次は火鳥勇太郎ことアンドロイド。合体遊びには直接関係ないのですが、このアンドロイドが非常によく動くんです。
フェイスは瞳に塗装が施されているものといないものを、選択式で組み立てることができます。今回は塗装の施されているほうを使用しました。
首は二重ボールジョイントなので非常に柔軟。
肘は深く曲げられますし、二の腕にはロール軸があります。
肩関節は上下に稼働するほか、水平方向から上のほうまで腕をかなり高く上げることができます。
胸部の下で前後屈伸と若干のひねり、腰部が軸接続で回転が可能。
左右、前後の開脚もご覧のとおり。足首も大きく動くので接地性抜群です。
股関節はボールジョイント接続かつ、付け根が左右独立して上下に可動。太ももにロール軸。膝は塗装済みで180°近く曲げることができます。
背中のジョイントに市販のスタンドなどを接続すれば、ご覧のとおりダイナミックなアクションポーズが決まります。
この姿のまま戦う機会は少なかったのですが、このキットは驚くほどよく動きます。 手首は、左右とも表情つき平手も付属しています。
アンドロイドはほかにも変形合体用のミニサイズのものが付属。2色ありますが形状はまったく同じです。
それではいよいよ、変形いってみましょう!
「ファイアーーーージェーーーーット!!」
変形開始! アニメの変形シーンをイメージしながらご覧ください。(なので説明書の順番とは一部異なります)
機首を豪快に折りたたみます。
格納されている頭部を起こします。
機体後部中央のブロックを一度分離。
取り外したブロックを機体上面に接続。
裏返して、左右インテークブロックのロックをはずして90°折りたたみます。
左右の主翼・垂直尾翼を折りたたみます。
これは下から見たところです。つま先を起こし……
さらにつま先を伸ばして両足を定位置に。膝パーツを起こします。
先ほどのブロックを展開して両腕を形成します。
この「ブロック」の構造がとてもすごい! 組み立てや変形方法を間違えないように気をつけましょう。
向かって左側がいったんアームを展開したところで、右側が合体ポジションのひとつ手前まで変形させたものです。
フロントスカートを畳み、肩アーマーを展開し、腕部を回転させ手首を引き出します。
「はぁぁぁぁあ!!」
「てぃやっ!」
アンドロイド(小)を変形!
変形させたアンドロイドを胸部に合体させます。今回は白いほうを合体させました。
「チェェェンジ!」
「ファイバード!!」
次ページでは、武装合体に挑戦します!
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